Books

うまれたての星

大島真寿美

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087700169
ISBN 10 : 408770016X
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2025
Japan

Content Description

1969年、人類が月面着陸した年。出版社に就職した牧子は、「週刊デイジー」「別冊デイジー」編集部に配属される。全国の少女たちが熱狂した漫画雑誌の編集部。そこで働くひとりひとりの希望と挫折、喜びと苦しみに光をあて、今へと続く“あの頃”を描く感動大作!

【著者紹介】
大島真寿美 : 1962年愛知県生まれ。1991年「宙の家」が第15回すばる文学賞最終候補作となる。1992年「春の手品師」で第74回文學界新人賞を受賞しデビュー。2012年『ピエタ』で第9回本屋大賞第3位入賞。2019年『渦妹背山婦女庭訓 魂結び』で第161回直木賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • buchipanda3

    レトロな少女漫画風の表紙絵が目を惹く。多くの少女を惹きつけたその世界観を生み出した少女漫画誌(マーガレットがモデル)、その黎明期の編集部の面々はどんな人たちだったのか。男社会の当時、担当は男性ばかり。何を届ければ良いのか手探りな中、若い作り手と(特に女性の)編み手と読み手が互いに刺激し合いながら形作っていく流れが印象的。同じような悩みが繰り返し描かれるが、その分、想いと熱量がじっくりと積み重ねられていったと感じた。読者である少女たちは誌面からエンタメ性と共に時代の変移とその先の自分を感じ取っていたのかも。

  • kosmos

    1969年から73年にかけての少女漫画編集部が舞台の物語。部数がどんどん伸びて、少女漫画が盛り上がっていった時代。配属されたばかりの事務員、編集者、補助的な業務に携わる女性たち…さまざまな立場の人たちが働く様子が描かれている。結構分厚い本だけど、視点が次々切り替わるので読み進めやすい。女性目線の話では女性が最初から数に入っていない感じが伝わってきた。そんな中でも前に進む姿が心に残った。

  • 星落秋風五丈原

     1969年人類が月面着陸をした年に出版社に就職した辰巳牧子は経理補助として「週刊デイジー」「別冊デイジー」編集部で働き始める。親分肌の川名編集長が率いる「週デ」は、漫画班・活版班・グラフ班に分かれて編集部員一同、日々忙しく動き回り小柳編集長は才能あふれる若い漫画家たちを見出し。半世紀以上経って紙媒体から電子媒体に変わるなんて、誰も思っていなかった頃少女漫画にぽつぽつとスター漫画家が現れ始めていた。昔は紙しか原稿を渡せなかったため漫画家も小説家と同じ缶詰目状態。売れっ子の家には何人もの編集者が押し掛けた。

  • 信兵衛

    たかが少女漫画誌のことに過ぎないと言う勿れ。あの時代の一部を象徴するような現実であったのですから。 男性の私でさえ興奮したのですから、少女漫画誌に夢中になった女性たちであればもっと興奮するのではないでしょうか。

  • そうたそ

    ★★★★☆ 一九六九年から一九七三年にかけて、大勢の少女が夢中になった漫画雑誌「週刊デイジー」「別冊デイジー」の編集部を舞台に、少女漫画黎明期の熱を描き出した超大作。何と約六四〇頁という驚くべき長さながら、読んでいて飽きることがない。ストーリーに大きな起伏はないが、裏を返せば読んでいてずっと楽しい。「ガーネット」のモデルは「マーガレット」だが、それを知らずとも、少女漫画が好きなら、いや漫画が好きなら、きっと熱中して読めること間違いない。百万部を売る漫画雑誌を作り上げた編集部の働きに胸が熱くなる。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items