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高橋是清 財政家の数奇な生涯

大島清

User Review :3.0
(1)

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784121701817
ISBN 10 : 412170181X
Format
Books
Publisher
Release Date
May/1999
Japan

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高橋是清は「坂の上の雲」でも登場するが、...

投稿日:2011/12/19 (月)

高橋是清は「坂の上の雲」でも登場するが、そこでは日露戦争の外債募集に尽力する。その人物像に興味を持ち、この本を購入した。渡米時代は奴隷労働を行っていたり、2・26事件で殺害されるまでの波乱万丈の生涯は興味深いものでった。

バリバリ さん | 埼玉県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 糜竺(びじく)

    戦前に生きた高橋是清の人生は、読んでて興味深いものでした。若い頃は、海外で奴隷になってしまったり、ペルーで銀山開発に失敗したりと色々経験しています。しかし、持ち前の楽観性や純情さで、試練を乗り越えて、総理大臣や、何度も大蔵大臣となって手腕を振るう様は、非常に興味深かったです。晩年は、軍事予算の膨張に抗した結果、二・二六事件で暗殺されてしまいますが、彼の生き様は色々学べる点が多くありました。ただ、この本は初版昭和44年と古く、書き方が少し読みにくくて難しく感じました。けど、色々勉強になりました。

  • mazda

    私生児として生まれ、仙台の足軽のうちに養子として「拾われた」高橋。そんな幼児期の影は、彼のイメージにはなかったかな?見た目がぷっくりしていて豪快な感じがあるせいか、とても育ちがいいように見えた。なんだか、とても親近感が湧いた。

  • MAT-TUN

    痛快な書物。痛快な人生。高橋是清がこんなにも魅力的な人物とはしらなかった。有能で勤勉であり無欲、無邪気、無私の人。安政元年(1854年)に生まれ、11歳でヘボン博士(ヘボン式ローマ字で著名)についてみっちり英語の修行。仙台藩の小姓として渡米してサンフランシスコに滞在中に、奴隷に売られたり。そのうち明治維新がおきたのでこっそり日本に帰ってきて潜伏したり。その後、仲間と一緒に始めた予備校が今の開成高校。特許制度を日本に導入し、財政家として名声を得た。失敗も沢山しているが成功も多い。自伝も読んでみたい。

  • わちよ

    大正〜昭和にかけて活躍した政治家の一生。2.26事件で斃れたその生涯、金融の大波をどう乗り越えたのか、アベノミクスと相まって興味があり読んだ。財政家としての高橋氏のことより、結末を迎えた2.26事件への関心が深まった。

  • Tomaken

    高橋是清の評伝の中では最もスタンダードなものか。幕末の江戸に生まれ、アメリカ留学を経て、銀行家、政治家、財政家と次々に転身する高橋の生涯を時系列に沿って紹介している。サブタイトルにもあるように、本書は特に金融恐慌以降の財政家としての側面に着目している。金融の知識が不足している私には、その辺がちんぷんかんぷんになってしまったのが残念。維新以来の金融、財政政策についてもう少し見識を持つべきと痛感した。

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