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幕末下級武士の絵日記 その暮らしと住まいの風景を読む

大岡敏昭

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784782407035
ISBN 10 : 4782407033
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2007
Japan

Content Description

江戸末期の下級武士・尾崎石城が残した挿絵入りの日記である、「石城日記」を紹介。僧、町人、武士仲間との密接な交流、意外と豊かな食事内容、貧しくとも書籍代は惜しまない、利他の情あふれる生活が伺える。

【著者紹介】
大岡敏昭 : 昭和19年神戸市に生まれる。九州大学大学院博士課程修了。熊本県立大学・環境共生学部・居住環境学専攻、教授。工学博士。専攻は住宅計画学、住宅史学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • り こ む ん

    幕末と言えども、地方だからか?のんびりのどかな日常。やたらと、出かける(笑)一応、大事件の感想があるのが面白い。

  • tama

    図書館本 なにで見つけたか忘れた。絵日記書いた武士は上司に睨まれ減俸、(現代換算)年俸130万。33歳独身。妹の嫁ぎ先(若夫婦二人暮らし)に転がり込んで同居。妹の旦那はいわば同僚。そんな状態にもかかわらず、家に友人呼んでよく飲むし宴会するし。頻繁に友人宅(夫婦の家!)で飲んで連泊!売ってる食材は野菜・魚問わず「安くない」のでおそらく支出超過の日々。なのに気にしない。幕末「こまったちゃん」絵日記だな。義弟や妹、こまったちゃんに遊びに来られる同僚の奥方たちの日記があったら、そっちこそ是非読んでみたい。

  • 阪口まな

    激動の時代に、このおおらかさは地方だからなのか、それとも下級武士尾崎石城の人柄だろうか。後者のように思われる。タイトルから興味を惹かれたが、期待以上の一冊だった。私は石城さんを好きになった。

  • こまったまこ

    江戸幕末期に忍城城下に住んでいた下級武士の絵日記です。絵日記だけに絵がたくさんあるのですが、どれもこれも友達と飲み会をしている絵図なのが笑えます。毎日毎日友達が遊びに来たり、遊びに行ったり、しかも日に何度も友達が遊びに来てその度に飲み会。江戸時代のアル中率はさぞ高かったのでは。下級武士なので仕事が月に数日しかなく、ほとんどお寺や友達の家に行ったりまた絵を描いたりしていたようです。他の藩の階級別の平面図もあり、暮らしぶりを想像するのが楽しいです。

  • こはる

    大蔵寺での和尚と酒呑み、土屋宅は下級武士達の溜まり場、絵を描いたり、占い師たり、中級武士とも交流が続く、家での福引 利他の情、身寄りのない和尚がいたら助ける。 家族で行事を祝う、困窮していても、飲みに行くし、本も買う。龍源寺の花祭り、寺の仕事を手伝う。 間取りの話は馴染みのない分野だったので面白く読めた。でも、西洋批判が激しいような気もした

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