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ワトソン力 光文社文庫

大山誠一郎

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784334106997
ISBN 10 : 4334106994
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2025
Japan

Content Description

目立った手柄はないのに、警視庁捜査一課に所属する和戸宋志。非番の日に偶然訪れた先々で起きる事件を解き明かすのは、そこに居合わせた人びと。それは、そばにいる人間の推理力を飛躍的に向上させる和戸の不思議な能力のおかげだった。謎の多いダイイング・メッセージ、雪の日の銃撃事件、バスジャックされたバス内の死体・・・・・・。平凡な刑事・和戸の周囲で起こる、推理合戦の行方は――。

【著者紹介】
大山誠一郎 : 1971年、埼玉県生まれ。京都大学推理小説研究会出身。2004年、『アルファベット・パズラーズ』でデビュー。’13年、『密室蒐集家』で第13回本格ミステリ大賞(小説部門)を受賞。’18年発表の『アリバイ崩し承ります』が『2019本格ミステリ・ベスト10』の国内ランキングで第1位となり、’20年には連続ドラマ化され、大きな反響を呼ぶ。’22年、同シリーズの「時計屋探偵と二律背反のアリバイ」で第75回日本推理作家協会賞短編部門を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • オーウェン

    ミステリもので本人は推理せずに、関係者が次々推理を披露していくというのは珍しい。本人の知らぬ間にではなく、一般人が次々解決していく様は笑える。7つの短編と、和戸が監禁されている話。これが短編をすべて見ると監禁されいる犯人が分かるという構成。ワトソン力をフリにしている話もあれば、事件そのものではなく証拠の台本で推理という形も。個人的に面白かったのはラストのバスジャックの話。そんなとこから犯人を持ってくるかという離れ業であり、確かに不運な犯人である。

  • mayu

    警視庁捜査一課に所属する和戸は居合わせた人の推理力が上げる事ができる能力を持っている。事件が起こる度に推理合戦が始まり、事件の真相に辿り着くのは和戸以外の人達。なに、その能力面白そう!と選んだけれど事件自体も推理も大胆なものが多く、え、そんな事ある?え、無理ないか。という思考が度々チラついてしまった。設定は面白くて好きなんだけどなぁ。複雑な事を考えずにエンタメ感覚で読むのが良かったかもしれない。

  • マッちゃま

    てっきり短編集かと思っていたら、まさかの繋げて連作短編ミステリ。もう本書の設定を知った時から読みたくて堪りませんでした。自らは平凡な頭脳ながら、いざ事件に捲き込まれると周りの人々の頭脳が急激に変化して推理を始めて事件を解決に導いちゃう多重推理が実に楽しい。どんな謎解きが待っているのか?凝りに凝ったトリックも三人寄れば もんじゃ焼き♪1話が短いしキャラも柔らかいから読みやすいのも魅力。ラスト、こんなの次が早く読みたくなるじゃん。いつですかね、次作の文庫化は?見た目軽いけどシッカリした謎解きが堪能できました。

  • NAOAMI

    どこか木訥とした雰囲気の刑事、和戸。彼がいると近くにいる他人が突然の推理力を発揮する。彼の特殊能力?ワトソン力がもたらすミステリ。ところが彼自身の推理力を上げるわけではないという少しユーモアも。それでも彼の所属する捜一班は検挙率100%で存在そのものが評価されている。彼が何者かに監禁された!一体誰に?という縦軸に、非番時に巻き込まれた事件を回想する短編を経て、監禁犯を言い当てるに至る。緊迫感ない特殊設定ながら謎解き要素が緻密ゆえミステリとして楽しめ、周囲の推理合戦にワクワクする。『不運な犯人』が特に好み。

  • スプリント

    周囲の人間(善悪関係なく)の推理力を上昇させてしまう能力をもった主人公。それをワトソン力と命名しているのが秀逸。

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