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ゼロからマスター!colab×pythonでバイナリファイル解析実践ガイド

大塚玲

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784910558356
ISBN 10 : 4910558357
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

本書はバイナリ解析の初心者でも苦労なく読めるよう、基本的な事柄から丁寧に解説するように配慮されていますが、読み進めていくと専門家でも読み応えのある内容が随所にちりばめられております。
初心者の方は、先頭から順にColab × Python で実践しながら読み進めていくと、自然に高度なバイナリ解析が身に付く構成になっています。経験者の方は、興味のある章から読み始めて、分からないところがあれば、前の章に戻って確認するというスタイルでも良いでしょう。本書は後ろの章に進むにつれて高度なバイナリ解析のテクニックが自然に身に付くように構成されています。

本書は、バイナリデータの解析を行ったことがない初学者を対象に簡単なバイナリ操作から応用手法までを解説します。第1章の初めでは、Python 未経験者向けに、開発・実行環境(GoogleColaboratory)の使い方や、基本的なPython の使い方を簡単に紹介しています。ただし、1章の後半以降は基礎的なPython のプログラムを書くことができることが前提となっております。

2章ではバイナリファイルの基本操作についての解説、3章ではバイナリファイルの基本構造を解説しつつ、画像ファイルを例に具体的な解析例を紹介していきます。
4章では、様々な種類のファイルや、異なる圧縮ソフトで圧縮されたデータをひとまとめ(コンテナ)に保持できるファイル形式であるコンテナファイルを実践的に解析していきます。
5章は、Python ベースのツールであるBinary Refineryを用いた応用編となっております。
6章から8章までは実行可能形式のファイルについて解説します。Python を用いて逆アセンブリを具体的に解析する手法やLinux で使用される実行形式のELF フォーマット、機械学習を用いた解析等について解説し、また、アセンブリコードの読み方についても説明していきます。

【著者紹介】
大塚玲 : 情報セキュリティ大学院大学教授。2005年4月より2017年3月まで産業技術総合研究所。2017年4月より情報セキュリティ大学院大学教授。2006年‐2010年産業技術総合研究所情報セキュリティ研究センター・セキュリティ基盤技術研究チーム長。大阪大学大学院工学研究科非常勤講師(2022年‐)。日本銀行金融研究所客員研究員(2020年‐2021年)。電子情報通信学会、情報処理学会、IEEE、IACR、IFCA各会員。電子情報通信学会バイオメトリクス研究専門委員会顧問、人工知能学会安全性とセキュリティ研究会(SIG−SEC)主査。JNSAサイバーセキュリティ産学連携協議会代表。専門はAIセキュリティと暗号理論

大坪雄平 : 警察庁(警察庁技官)/情報セキュリティ大学院大学(客員研究員)。1987年頃よりプログラムに興味を持つ。周りにプログラムをする人もネット環境もなかったことから、N88‐BASICリファレンスマニュアルを絵本代わりにし、小5でリバースエンジニアリングにより得た知識を使いBASICからマシン語を呼び出しマウスを使ったお絵かきソフトを作る。その後、C言語とアセンブリ言語を中心に独学を続け、高校入学までに、正規表現、暗号、圧縮、画像処理等ひととおりの実装を経験。CODE BLUE 2013、Black Hat USA 2016 Briefingsで講演

萬谷暢崇 : 警察庁サイバー警察局情報技術解析課サイバーテロ対策技術室専門官(警察庁技官)。2002年警察庁入庁、2019年4月から現職。2001年からFreeBSD Projectのports committerをしており、休日にFreeBSD用の各種ソフトウェアのパッケージを作成、メンテナンスしている。CODE BLUE 2019 Bluebox、Black Hat USA 2021 Arsenalで自作のバイナリファイル解析ツールFileInsight‐pluginsを発表

羽田大樹 : 2006年NTTコミュニケーションズ株式会社入社。現在はNTTセキュリティ・ジャパン株式会社にて、セキュリティ脅威分析業務、レッドチームに従事。NTTグループ認定セキュリティプリンシパル。博士(情報学)。情報セキュリティ大学院大学客員講師。コンピュータセキュリティ研究会(CSEC)専門委員。マルウェアとサイバー攻撃対策研究人材育成ワークショップ(MWS)実行委員。Black Hat Arsenal、CODE BLUE 2023 Bluebox。セキュリティ・キャンプ全国大会講師

染谷実奈美 : セキュリティエンジニア。デジタルフォレンジックやマルウェア解析業務に従事し、研究開発にも取り組む。バイナリ解析の国際ワークショップであるBinary Analysis Research(BAR)など、AIとセキュリティの分野で学会発表を行う。人工知能学会2024年度全国大会では、大規模言語モデルを用いたバイナリ解析に関する研究発表で優秀賞を受賞。日本語LLMの開発プロジェクト(東大・松尾研GENIAC)に開発メンバーとして参加し、チーム開発を牽引したとしてMVP賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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