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世界の食文化 8

大塚滋

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784540050077
ISBN 10 : 4540050079
Format
Books
Release Date
March/2006
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

台所と食卓から世界を読み解くシリーズ。ヒンドゥー教家庭の台所に視点をすえ、日々の食生活を克明に描く。魚介類の東部、甘辛い味つけの西部、米料理の南部、肉の北部など、実体験をもとに各地の代表的料理も紹介。

【著者紹介】
小磯千尋 : 1957年長野県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。プーナ大学文学部哲学科博士課程修了(Ph.D)。東海大学・亜細亜大学非常勤講師

小磯学 : 1960年兵庫県生まれ。立教大学博士後期課程退学。プーナ大学デカン・カレッジ考古学部博士課程修了(Ph.D)。東海大学・神奈川大学・鎌倉女子大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ヴェネツィア

    読む以前から予想されることだが、およそインドの大地のあの広大さと気候風土の多様さからしても、「インドの食文化」とひとくくりにはできそうもない。ヒマラヤの麓のアッサム、湿潤多雨のタミルナードゥ、砂漠のラジャスターン。しかも、宗教とジャーティによるそれぞれのタブー。だからこそインドは興味深いのだとも言える。今でこそ、本格的なカレーを食べられるようになったが、かつて日本でカレーといえば、インドのそれとは大きく異なるものであった。インドの食文化は実に奥深そうである。しかも、その神髄は家庭料理にこそあるらしいのだ。

  • Christena

    インドは食文化もカオスだった。

  • 茶坊主

    どうにも「食」から離れられない。 カレー云々よりも、「浄」「不浄」「肉食か菜食か」が食の基準。ハラールフードもびっくりの厳格さ。 街角の店や商品には、菜食と肉食を見分ける印がついてる。調理は格上の仕事だが、他人の唾液のついた食器洗いは不浄な仕事。 伝統的な生活スタイルの家庭では、主婦は食事中は給仕に専念し、後で一人で残り物を食べる。 食というより、ヒンドゥー教のあり方にカルチャーショック。でも、日本のお彼岸に似たところや、アーユルヴェーダの考え方は、やっぱり東洋の考え方に共通してる。

  • Dan

    筆者の実体験に基づく内容が多く、ある種のフィールドワーク的な文献として面白い。 インドの食をめぐる浄・不浄の観念に関する章は、広くヒンドゥー教の文化を知るという意味で勉強になる。

  • Olga

    インドというよりは、ヒンドゥー教の食文化といった印象だけれど(ムスリムやジャイナ教などにも多少は触れている)、面白かった。インドは(インドも?)家庭料理のほうが美味しそうだ。

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