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作画汗まみれ 改訂最新版 文春ジブリ文庫

大塚康生

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784168122002
ISBN 10 : 416812200X
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2013
Japan

Content Description

多くのアニメファン、仲間から慕われ、高畑勲、宮崎駿と共に青春時代を過ごした職人的アニメーター大塚康生。麻薬Gメンからアニメーターになった異色のキャリアから、『太陽の王子ホルスの大冒険』等で高畑、宮崎らと過ごした熱き日々まで―日本アニメーションを黎明期から支えた氏が語る数々の傑作アニメ誕生の舞台裏。

目次 : 1章 アニメーション新入生時代/ 2章 日本初のカラー長編動画/ 3章 東映長編を支えた仲間たち/ 4章 テレビアニメーション時代の幕開け/ 5章 『太陽の王子ホルスの大冒険』/ 6章 『ルパン三世』/ 7章 『未来少年コナン』/ 8章 長編アニメーション再燃/ 9章 『リトル・ニモ』顛末記/ 10章 日本人を描くアニメーション

【著者紹介】
大塚康生 : 1931年島根県生まれ。1957年、東映動画に入社し日本初の本格カラー長編アニメーション『白蛇伝』などの原画を担当。『太陽の王子ホルスの大冒険』で作画監督を務めた後、東京ムービー、日本アニメーションなどで多数の作品で作画監督を歴任。代々木アニメーション学院の講師を務めたほか、スタジオジブリをはじめ国内外のスタジオ、専門学校などに招かれ、後進の指導にあたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • えーた

    これは面白かった。「ルパン」「ムーミン」等で知られるアニメーター・大塚康生氏の回想録。日本製アニメの変遷を俯瞰するとともに、1つのアニメが作られるまでの複雑な工程、そこから生まれる現場での苦悩など、読んでいると少しでも質の高い作品を世に問おうとする製作者達の矜持が伝わってきて熱い。手塚治虫氏を讃えつつも、アニメ『鉄腕アトム』がその後の日本アニメに残した負の遺産の話や『じゃりン子チエ』をディズニーの重鎮が「最高の作品」と褒め称えたエピソードなどは思わず「へぇ」となった。大塚・宮崎駿両氏によるイラストもいい。

  • 佐島楓

    アニメーターを志す若い方々に読んでいただきたい本。「イラスト」と「動画」の違い、枚数をこなさなければ巧くならない、仕事への情熱・・・アニメのすべてが詰まっている。戦後アニメ史としても優れているし、アニメのこれからを考える上でも良い資料になると思う。

  • エリナ松岡

    アニメ『ルパン』シリーズなどで有名なアニメーターの著作です。最初のうちは淡々と東映に入社して新人時代の日々が語られ、ちょっと優等生過ぎて退屈だったのですが、著者自身が仕事の中核を担う?時代あたりから一気に面白くなって来ます。著者と関係の深い高畑、宮崎両氏のエピソードや日米比較論も良いのですが、僕には手塚治虫氏の(テレビ)アニメ産業進出についての話題が一番面白かったです。氏の功罪を理論的に、かつややネガティブに語っているのですが、要するに「破壊的イノベーション」であったようで今更ながら気づいて感心しました。

  • のれん

    著者の訃報を切っ掛けに買ったのだが、これほど凄まじい密度と熱量であったとは思いもしなかった。 『カリ城』で有名だと思っていたが、ジブリや東映アニメ、いや20世紀の日本アニメの立役者といっていい実績を引っさげつつ、サラッと穏やかな口調で当時を語る姿は後生の人間として頭を垂れるほかない。 特に手塚治虫の影響に関しては宮崎駿以上に辛辣かつ的確に評しており、アニメーター=職人性を感じた。 高畑勲と宮崎駿のコラムとアニメ論評もあり、彼らが流行と戦ってきた青春が詰め込まれている。まさしくアニメ界の歴史大作だ。

  • レコバ

    高畑勲の巻末論文の内容が濃すぎて全てを持っていった感があるがあくまで本編の感想を書きたい。日本アニメの黎明期からのアニメーション作成の現場からリポートすると同時に自身の作画(特に動きや演技)への思い入れや作品の特質がふんだんに語られており情報量がものすごい。著者の言うアニメにおける動きとは、ヌルヌル動く気持ちよさや精緻なコマ割りでリアリティを増す手法ではなく、動きを使って演技させることを指す(結局、巻末論文の影響を受けているが)。演技=感情芝居という狭いアニメの見方を脱するきっかけとなった。

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