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本当はエロかった昔の日本 古典文学で知る性愛あふれる日本人

大塚ひかり

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784103350927
ISBN 10 : 410335092X
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2015
Japan

Content Description

目次 : 日本の古典文学はエロいという常識―権力のエロ肯定から生まれた文化/ エロいほうがエラかった平安貴族―日本に「チン切り神話」がない理由:『源氏物語』がどんな時代にも生き延びた理由―花鳥風月に託された性/ 『万葉集』の「人妻」の謎―不倫が文化だった平安時代に消えた「人妻」/ 平安古典に見る「正しい正月の過ごし方」―「睦月」と「ヒメ始め」/ なぜ日本のお坊さんには妻子がいるのか―「日本化」して性にゆるくなった仏教/ あいまいな性の世界がもたらすエロス―日本の同性愛/ 「エロ爺」と「エロ婆」の誕生―貧乏女とエロ婆の関係/ あげまん・さげまんのルーツ―日本の「女性器依存」はなぜ生まれたか?/ ガラパゴス化した江戸の嫌なエロ―西鶴、近松、南北/ 河童と男色―なぜ昔の河童は可愛くないのか?/ 「外の目意識」が招いた「エロの危機」―「処女膜」の発見が招いたもの

【著者紹介】
大塚ひかり : 1961年横浜市生まれ。早稲田大学第一文学部日本史学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ユカ

    注意:とってもまじめな本です。読友さんが読まれていて、何が書かれてあるのだろうと甚だ期待し、図書館で借りました。時代と世相を熱心に検討した本でした。そのときの社会が性別をどうとらえているのかと、流行るエロが相関関係にあるなんて。女系社会だった平安時代がなんともうらやましい。女の人が家を出ず、血筋を継承し、そのために大事にされるというだけでもうらやましいけれど、流行るエロもおおらかというのがおもしろい。女系社会ならば、会社組織や混雑する電車内の女性蔑視的扱いとか、家事の不適切な分配とか、なくなるのかな。

  • AICHAN

    図書館本。江戸時代には遊里以外にも旅籠などに遊女がいて男たちは飯でも食うように女を抱いていた。当時、日本に来た外国人がそのことに驚いている。だから江戸時代はエロかったのは知っていたが、その前後の時代もエロかったとは、あまり考えたことがなかった。しかし、日本書紀、古事記、万葉集、源氏物語などは性愛で溢れている。古代から日本人はほんとにエロかったのだと再認識させられた。今の時代も日本人は発展途上国、あるいは女の値段が安いススキノに女を買いに盛んに旅行する。外国人はそんな日本人男をどう見ているのだろうか。

  • かおりんご

    古典に見る日本の性って感じですかね。源氏物語やとりかえばや物語などを、久々に読みたくなりました。著者みたいに古典をすらすらと読みとけたらいいのですが、私には無理なので現代語訳で読みます。日本は性にオープンだったのは知っていましたが、平安時代のおおらかさは興味深かったです。

  • たんぽぽ

    エロかったと言っては身も蓋もないけれど、昔から性に対しておおらかな国ではあったのでしょうね。 母系社会では、誰が産んだ子かが重要で誰の子を産んだのかにこだわってもしょうがない。昔はDNA鑑定なんてものもなかったし…。 女に纏足なんてものを履かせようと思わなかった、ご先祖様に感謝だ。

  • 1969has

    本当は酷かった昔の日本を読んだので、この本も読んだ。古来から日本は性にオープンな民族なんだと理解し、戦国大名に男色家がいたことも知ってはいたが、東海道中膝栗毛がそっちの話だとは知らなかった。母系社会から父系社会に移っていくのは自分なりの解釈は出来たが、何ともデタラメすぎて昔の日本はロックだなとも思えず、不快な感じがした。エロというよりグロだ。

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