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くそじじいとくそばばあの日本史 ポプラ新書

大塚ひかり

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784591167632
ISBN 10 : 4591167631
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2020
Japan

Content Description

「昔の人は短命」はウソ!老いてなお、力強く生きる老人たちがいた。現代人のイメージを覆す、昔の老人たちの強烈な人生を綴ったエネルギッシュな1冊!知られざる老人たちの歴史が今明かされる!

目次 : 正史に残る最高齢者は「くそじじい」だった―老人が社会のお荷物だった時代に五百八十歳まで生き延びた超VIP/ 「ルポライターばばあ」が歴史を作る―万葉の語り部婆と戦国の記録婆/ 爺婆は最高の「歴史の証人」だ―お上の歴史は間違っちょる!と歴史書を編纂したじじいパワー/ 凄まじきは老人の権勢欲―人はなぜ「晩節を汚す」のか?成り上がりの豊臣秀吉から大貴族、僧侶まで/ 八十一で政界デビュー!!百歳過ぎても政界に君臨―前近代にも実在した超老人/ 一休さんはエロじじいだった―若さを貪る爺婆、婚活詐欺ばばあ、押しかけ婚熟女も/ 平安・鎌倉時代のアンチエイジングばばあ―実在した驚異の美魔女・美婆/ 戦国時代に「老人科」を作った老医師がいた―ご長寿医師たちが教える長生きの秘訣/ 昔もいた「迷惑じじい」―現代に通じるキレる老人たちの実態と子の苦労/ 西鶴の見たくそばばあたち―男尊女卑の時代に明晰な頭脳や財力で「自分」を貫く/ 昔話のおじいさんとおばあさんは意外と「いい人」が少ない―一寸法師を厄介者扱い、竹取の翁のセクハラ発言など/ 「鬼婆」の正体―なぜ「鬼爺」ではなく「鬼婆」なのか/ 前近代の8050問題?『浦島太郎』の真実―長生きしてもいいことばかりではない/ 昔の人は短命はウソ!ヤバい老人クリエーター

【著者紹介】
大塚ひかり : 1961年生まれ。早稲田大学第一文学部日本史学専攻卒業。古典エッセイスト。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • rico

    「くそ」はパワーワードらしい。タイトル見て真っ先に浮かんだ北斎や一休さんは、やっぱり入ってました。現代もいらっしゃいますよね。もはや妖怪の域に達しつつある方。「にくまれジジババ、世にはばかる」。性格悪いから長生きできたのか、長生きしてるうちに肝が据わったのかはわかりませんが、章によってバラつきはあるものの、エネルギッシュに歴史に爪痕を残したジジババが勢揃い。ここまでいけば立派なもんです。超高齢化社会を活力あるものにするためには、高齢者総「くそ化」しかないか・・・?総モンスター化は勘弁して欲しいけど・・・

  • えみ

    一回素通りして、すぐに戻って二度見した。二度見しない人いる?というくらい強烈な印象を与えるこのタイトル。いや、言葉遣いダメでしょッ。なんて思わず注意したくなるけれど、読了した今なら胸張って言える!日本史に君臨する「くそじじいとくそばばあ」最高だ!!恥も外聞も気にしない、道徳など取るに足りない、命?それより金だろ。生きるということはエロである。的な周りを圧倒する豪然たる態度で自由気ままに生き抜いてきた老人たち。こんな日本史見たこと無い。ただ一つ自信をもって言えるのは、その破天荒さ…何故か元気をもらえるのだ。

  • Makoto Yamamoto

    江戸以降の日本は諸外国に比べて、衛生観念が発達していたので、庶民も長生きしていたのは間違いないと思う。 この衛生観念は昔の上流階級から引き継がれてたのではないかと思っていたので、長寿の老人がいても不思議ではないだろう。 日本書紀等に登場する天皇の長寿は当時は今の1年を2年とする春秋暦を使っていたとかで、結構正確ではないかと思っている。 老害は今も昔もあったようだが、素晴らしい老人たちがいたのは間違いないだろう。 天海和尚は家康より年上で長生きし、家光に信頼される超人だったとか。 面白い。

  • ヒデキ

    めっちゃ面白い視点で日本の古典や昔話を切り込む一冊 なんか、日本の物語って、老人が、老人のために語っていたんではないかと思ってしまいながら読んでいました。

  • shikashika555

    宇治拾遺物語、今昔物語、古今著門集、世間胸算用などなどの古典から抜き出した 逞しきクソジジイとクソババアたちのエピソード。 古来日本の老人は粗末に扱われていた。その中で生き残るには知恵(=ずる賢さ)と傍若無人な逞しさが必要だった。 その中でも人の口に語り継がれるほどの図抜けた破天荒さとおかしさに、呆れながらも自分の老後の参考にしようと思いつつ読了。

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