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マンガの原理

大場渉

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784046068101
ISBN 10 : 4046068108
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

最高峰の技量を持つ二人の漫画家と、『Fellows!』『ハルタ』『青騎士』創刊編集長による、体系的な理論と技術。「視線誘導」「跳ね上げ」「めくり」「キャラ立ち」「フリウケ」‥‥その全てがこの1冊に。

【著者紹介】
大場渉 : 1974年生まれ。1997年にアスキー(現在はKADOKAWA)入社。『週刊ファミ通』や『月刊コミックビーム』での編集業務を経て、2008年に『Fellows!』創刊。2013年に『ハルタ』、2021年に『青騎士』を創刊。森薫・入江亜季のデビュー以来の担当編集でもある

森薫 : 東京都生まれ。高校時代より同人活動を開始、2001年『エマ』にてデビュー。2005年、同作が文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。2008年『Fellows!』創刊号にて連載開始した『乙嫁語り』で、2012年にアングレーム国際漫画祭世代間賞、2014年にマンガ大賞を受賞

入江亜季 : 香川県生まれ。高校時代より同人活動を開始、2004年読切作品「アルベルティーナ」でデビュー。2005年『群青学舎』発表。2008年、『Fellows!』2号にて『乱と灰色の世界』連載開始。2012年、同作が文化庁メディア芸術祭マンガ部門審査委員会推薦作品に選出。2016年、『ハルタ』にて『北北西に曇と往け』を連載開始(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • パトラッシュ

    何気なく読んでいるマンガだが、実はコマ割りや構図、フキダシからストーリー展開まで恐ろしいほど細かく計算されていた。ページをめくる手を止まらないテクニックを編集者が実作者に教育するプロセスは、規律と兵器の扱い方を新兵に徹底して叩き込む軍の訓練に思える。読まれなければ即アウトの世界だけに、負ければ死を意味する兵士と似るのも当然か。いわゆる高尚な芸術に比べマンガを下に見る風潮は今も根強いが、画家や作家より厳しく鍛えられているのは確か。読み続けられるマンガを生む技術を磨く活動は、日本マンガのQCサークルといえる。

  • akihiko810/アカウント移行中

    実践・面白い漫画の描き方。マンガ雑誌「ハルタ」編集長が、漫画家の森先生と入江先生と共に、実践している「漫画を描く技術」を詳しく説明。印象度B+  漫画を描く人向けの実践を伝授する「漫画家入門」。しかも「消費財(読み捨て)」ではなく、長く愛される「ハルタ」向けの漫画の作り方。  コマ割りは1P7コマが基本。瞳はキラキラさせて、鼻の穴と爪は描くべし。細かいところから、キャラの立て方、物語の作り方まで一通り学べる。漫画は描かないのでぎっちりは読んでないが、なかなか面白い本。漫画家志望者はマスト。 

  • 緋莢

    図書館本。『乙嫁語り』の森薫、『北北西に曇と往け』の入江亜季と、2人のデビュー以来の担当であり、『Fellows!』、『ハルタ』、『青騎士』を創刊した編集者・大場渉が、コマ割りや視線誘導、フキダシ、キャラクターなどなどの原理”について書いている本。要所要所で2人の作品を使って解説しているので、漫画を描く人、漫画家を目指している人には、とても参考になるだろうな、と。<絵も、セリフも、どちらもしっかり見せたい「見せ場」であればあるほど、絵を見せるコマとセリフを読ませるコマは別にするべきなのです>(続く

  • しゅー

    ★★★あくまでマンガを読む側の視点で学ぶ。マンガに限らず創作物全般に通用しそうな話も多い。まずは絵画の鑑賞法にも出てきた「視線誘導」。プレゼン資料のつくり方でも登場したり、大事なポイントだ。マンガは吹き出しに入っていない文字も駆使して誘導してるのね。次にキャラ・ネタ・ストーリー。@環境→A目的→B性格でキャラが決まる。キャラの目的とストーリーが絡み合って作品全体の伝えたいことを表現する。それに対してネタは1話限りの原動力。最後に「5軸起こし」。4大要素(恋愛・謎解き・成長・復讐)を含んだ5つの軸を決める。

  • コリエル

    森薫、入江亜紀を育てた編集者大場渉って誰かと思ったら、漫玉日記に出てたオーバくんかよ。大きくなったなあ。漫画や小説、映画の創作本は個人的に好きでよく読む方だが、この本は先人達のハウツー本にもよく当たっていて、更に深いレベルで創作術の言語化を押し進めてある。これだけ送り手側が注意を払って描いてくれたものならば、こちらもより注意深く作品を楽しませてもらわなければなと襟を正される一冊。

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