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千夜一夜物語 3 バ-トン版

大場正史訳

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480038432
ISBN 10 : 4480038434
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2003
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

謎の美女への不思議な恋に身を焦がす若者は、思いが叶いしびれるような官能の歓びの絶頂の一夜を女と過ごしたのだが…恋の逸楽を描いた傑作「アジズとアジザーの話」、隠者を誘惑する女を描く「隠者の話」、生き生きと綴られる動物寓話数篇、ペルシャの青年と教主最愛の側室との哀感胸にせまる恋物語「バッカルとナハル」などを収録。古沢岩美画伯の鮮烈な秘画とあいまって魅惑の国へ読者を誘う。

目次 : オマル・ビン・アル・ヌウマン王とふたりの息子シャルルカンとザウ・アル・マカンの物語(第九十六夜‐第百四十六夜)/ 鳥と獣と大工の物語(第百四十六夜‐第百四十七夜)/ 隠者の話(第百四十七夜‐第百四十八夜)/ 水鳥と亀の物語(第百四十八夜)/ 狼と狐の話(第百四十八夜‐第百五十夜)/ 二十日鼠と猫いたちの話(第百五十夜)/ 猫と烏の話(第百五十夜)/ 狐と烏の話(第百五十夜‐第百五十二夜)/ はり鼠とじゅずかけ鳩の話(第百五十二夜)/ 泥棒と猿の話(第百五十二夜)/ 雀と孔雀の話(第百五十二夜‐第百五十三夜)/ アリ・ビン・バッカルとシャムス・アル・ナハルの物語(第百五十三夜‐第百七十夜)

【著者紹介】
リチャード・F・バートン : 1821‐1890。イギリス生まれ。ヨーロッパ各地を放浪して育つ。大学中退後、軍に志願してインドに渡り、近東の諸言語・習俗を調べた後メッカ巡礼を果たす。ナイル川水源への探検、中央アフリカでの探検をはじめ、西アフリカ、ブラジル、シリアにまで足をのばした。奔放不羈、政府や上流階級と相容れず、晩年は辺境の領事として転々とし、生涯を終えた

大場正史訳 : 1914‐1969年。佐賀県生まれ。本邦初の『バートン版千夜一夜物語』の完訳を遂げたほか、外国文学、性風俗をめぐる、多数の著書・訳書を遺した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ハイク

    前巻の中途からこの本の中頃までの第44夜から第145夜までの非常に長い物語であった。オマル王とその息子さらにはそのまた息子の3代にわたる波乱万丈の話であった。二人の息子やの数奇な生き様や、異教徒であるキリスト教との戦いは前巻の話であった。そして3巻では孫達の物語で最後はハッピーエンドであった。多くの話は夜のエンターテインメントとして戦闘で疲れた者たちの慰めであり、また子供達も含めて童話や教訓を話したに違いない。最後の「バッカルとナハルの物語」は禁断の恋の話である。いつの世も若い男女の恋は切なく激しい。

  • 優希

    男女間の物語が多い印象を受けました。全巻からの続きである『オマル王とふたりの息子』が面白かったです。いくつもの小さな話が挿入されていましたが。官能が思ったよりも少なく読みやすかったです。

  • 加納恭史

    「オマル・ビン・アル・ヌウマン王とふたりの息子シャルルカンとザウ・アル・マカンの物語」を検討してみようと思っていたが、王権の凄まじい権力闘争に少し辟易したので鳥や動物のお伽噺でも聞きたくなりました。まあ、最近のアレクシェーヴィチ著「セカンドハンドの時代」も重々しかったので少しお休みします。そこでこの本の題材として、狼と狐の話(第百四十八夜―第百五十夜)にします。むかし狐と狼が同じ洞穴に住んでいて、昼はその中にかくれ、夜になると、外へ出かけました。狼は狐をむごくあしらい、頭から相手をおさえつけていました。

  • さなこ

    全巻からの続き「オマル王と〜」が3巻の半分以上を占めていて、凄く長いお話でした。途中おもしろかったけど、登場人物が変わってからは小粒感と急な終息を感じました。シェヘラザードもシャーリヤル王も途中で「この話も長くなったし、そろそろもういいや」ってなったの?って疑っております。それから続く動物の寓話の教訓はよくわからない部分もありましたが、オマル王の物語からも見るに、信仰心が絶対なのでしょうね。最後は悲恋?物語。恋の悩みで気を失うのですねぇ…。

  • ゆき

    千夜一夜物語を通じてなのですが、お話の中の、お話の中の・・・・という構造が続きます。『オマル王とふたりの息子の物語』は前半は丹念にかいてあっておもしろかったのですが、孫の代になる後半はバタバタと展開しまくりあれよあれよという間に終わってしまいました。当たり前ですが、アラビア〜ンな雰囲気満載です。読み出すと意外とサクサク行くんですよ。でも先は長い・・・。

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