Product Details
ISBN 10 : 4771038309
Content Description
キルケゴールが登場した背景には19世紀のデンマーク哲学とデンマークヘーゲル主義の対立があった。同時代のシバーン、メラー、ハイベア、マーテンセン、アドラーの思想から影響関係を紐解き、新たなキルケゴール像を彫刻する。
目次 : 序論/ 第1部 初期のキルケゴールにおけるヘーゲル哲学の影響史(デンマークにおけるヘーゲル主義の系譜/ デンマークにおけるヘーゲル批判の系譜/ 初期のキルケゴールの著作におけるヘーゲルの影響/ エーレンスレイヤーとの論争におけるハイべアの美学体系構想/ 処女作におけるヘーゲル主義的文芸批評/ 『ヨハネス・クリマクス、あるいは全てのものが疑われなくてはならない』におけるマーテンセンの影響/ 「ハイベア思弁的論理学批評」の影響/ 『レーナウのファウストについて』の影響)/ 第2部 『イロニーの概念』におけるヘーゲル哲学の影響史(『イロニーの概念』とヘーゲル問題/ 解釈を現実にするもの/ 解釈を必然にするもの/ 「イロニーの概念について」/ A.P.アドラーの影/ 統制されたイロニーにおけるハイベアの影響)/ 第3部 『あれかこれか』におけるヘーゲル哲学の影響史(F.C.シバーンのヘーゲル批判/ デンマーク媒介論争/ 『あれかこれか』とデンマーク媒介論争/ 『直接的エロス的段階』におけるヘーゲル美学の問題/ アンティゴネ解釈におけるヘーゲルの問題/ 『古代悲劇の現代悲劇への反照』/ 『結婚の美学的妥当性』における弁証法/ 『美と倫理の均衡』におけるヘーゲルの問題/ ハイベアの『あれかこれか』批評)/ 結論
【著者紹介】
大坪哲也 : 文学博士(京都大学)専門は哲学、キリスト教思想。1979年福岡市生まれ。現在、西南学院大学国際文化学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Customer Reviews
Recommend Items
Feedback
Missing or incorrect information?
Product information of this page .
