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フルインクルーシブ教育見聞録 イタリアの現場を訪ねて

大内紀彦

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784768436080
ISBN 10 : 4768436080
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

少子化にもかかわらず、特別支援学校・学級が増加の一途をたどる日本。一方、イタリアでは障害児の99%が健常児と同じ教室で過ごしている。日本の「分離教育」の現状に大きな疑問を抱いた特別支援学校教師が「フルインクルーシブ教育」の国に旅立ち、教育現場に入り込んで観察し考えた1年間の記録。

「イタリアの教育が築き上げてきたインクルーシブ教育を支える論理を前にすると、日本の教育界では、障害児がもっているはずの通常の学校で教育を受ける権利そのものが未だに認められていない」――(本文より)。

【著者紹介】
大内紀彦 : 特別支援学校教員。東京大学非常勤講師。1976年生まれ。イタリア国立ヴェネツィア大学大学院修了。専門はイタリアのインクルーシブ教育(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • けんとまん1007

    以前に読んだ本を想い出した。障がい者福祉施設を無くした(その方向で進んでいるだったかも)イタリアの取り組みについての本だった。それとシンクロする。障がいの診断・判断を、分けるために使う日本と、どうアプローチするのかのために使うイタリア。根本が違う。もちろん、ここに至る歴史があるし、現在進行形でもある。フルインクルーシブは、そこに暮らす人々、全員に関わること。この本から考えることは、あまりにも多い。

  • いとう

    支援の対象となっている生徒の学習目標は、生徒個人のレベルで完結するものではなく、インクルーシブな学習環境の中で、クラスメイトとの共同作業を通じて達成されるよう計画されている。イタリアの教師によれば、インクルーシブな教育は、自然な成り行きで実現されるものではなく、それを達成するための仕組みや意図的な働きかけが重要であるという。基本が「インクルーシブ」なのである。特に印象に残ったのは、p78の記述である。著者が実践者に「いつからボランティアを?」と尋ねたところ、

  • ブーボ

    「誰もが皆教育を受ける権利がある。」という考えに寄り添った国、イタリア。 障壁があるにしても、誰も取り残さない教育を目指す姿勢と実行力はすごいと思った。

  • Go Extreme

    インクルーシブ教育:共生学習 障害児支援 通常学級 共同教育 社会的包摂 平等な学び 教育の多様性 特別支援教育 教育環境整備:バリアフリー設計 教材の多様化 支援体制の強化 家庭との連携 学校群制度 地域社会との協力 教師の役割:支援教師の配置 協同学習の促進 個別支援計画 ICFモデル 研修プログラム 教育の質向上 イタリアの実践:ローマ ボローニャ サルデーニャ島 障害児の社会参加 サマーセンター サマーキャンプ 地域支援 特別支援の取り組み:視覚障害教育支援 共同教育 障害者雇用推進

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