Books

ハロルド・ラスキの政治学 20世紀における公共的知識人の軌跡

大井赤亥

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784130362733
ISBN 10 : 4130362739
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2019
Japan

Content Description

目次 : 序章 ラスキとは誰か/ 第1章 公共的知識人としてのラスキ/ 第2章 初期三部作と歴史研究/ 第3章 『政治学大綱』と多元的社会主義/ 第4章 ファシズムと共産主義/ 第5章 ニューディールと「政治の自律性」/ 第6章 第二次世界大戦と同意革命/ 第7章 冷戦対立への悲観/ 終章 持続するラスキ

【著者紹介】
大井赤亥 : 1980年東京都生まれ、広島市育ち。2008年東京大学法学部卒業。2014年東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。現在、東京大学、法政大学、昭和女子大学非常勤講師、博士(学術)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 政治学者・イギリス労働党員であったハロルド・ラスキ(1893-1950)の政治思想史研究。政治学者としての側面と政治家としての側面、後期著作と前期著作などを、「公共的知識人」という視座からトータルに捉えようとするもの。終章の「リベラリズム」と「社会的なるもの」の表面的な一致と内実における差異、ラスキのように自由と平等を結節するという視点もおもしろい。

  • ぽん教授(非実在系)

    「英国の議会主義と自由主義の伝統を引き継ぎ多元的国家論を唱えたもソ連に甘くなり空回りした」政治家・政治学者ハロルド・ラスキの謎を丁寧に読み解いていく本。ラスキは確かにソ連には甘くなったが、他の甘い論者(ウェッブ夫妻ら)と異なり社会権のために効率的な独裁を許すというものではなく、ソ連が自由主義を掲げていたという、(甘い判断ではあるが)確かに自由主義の延長からくるものであったことを示す。但し、自由を以てしても結局総力戦体制や独裁に手を貸してしまう大河内一男や蝋山政道の例にラスキも堕ちかけたのではとも感じた。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items