Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• さっちゃん

  読了日：2024/10/24

  アルテ（ゼノンコミックス）を描いている大久保圭の初期短編集。『竜の国の花嫁』気の強い軍将ニーナ姫と引っ込み思案な竜人ミラ王子の戦記。『ハンマー・ハンマー』中央の富裕層のための工場進出で困窮した地方。その工場をぶっ壊す賞金稼ぎが現れて。『ＪＯＳＴＥ』槍試合、ジョストをやる羽目になった少女の物語。『大砲屋のファウスト』小国に分裂していたイタリア半島の傭兵の中に大砲専門の傭兵がいた。ある時、故郷から帰還の手紙が舞い込んだ。『工房の乙女』ルネッサンス期のイタリア、工房に入った女性の物語。「アルテ」の前作で習作。

• 新天地

  読了日：2024/12/30

  「竜の国の花嫁」は喜劇的寓話で雰囲気が良く、「ハンマーハンマー」は破天荒な内容で意外な振り幅を見せて、「JOSTE」は馬上槍試合で描かれる疾走感や主人公の芯の強さが魅力で、「大砲屋のファウスト」は一番王道少年漫画的な内容で最後が良く、「工房の乙女」はほぼそのまま『アルテ』ながら一番印象に残り、両作で貫かれる男女の平等や夢を追うことの大変さ等々を色々と考えてしまった。この5篇の作品を読むことで、いつも強くしなやかで自由でありたい女性を描く作家性をより強固に感じ、また漫画家としての振り幅を知る事ができた。

• みやしん

  読了日：2024/11/18

  親方カッコいいっす!

• pugyu

  読了日：2025/03/22

  アルテの原型がちりばめられた短編集。闘う女の子や髪をばっさり切る女の子など、みんなアルテのように前向き。「竜の国の花嫁」がすがすがしいほど強くて好き。「工房の乙女」はアルテの原点とはっきりわかるけど、人物はダーチャっぽく感じた。負けん気の強さとか、アンジェロとのやりとりとか。読み応えのある短編集でした。

• あ

  読了日：2024/11/10

  作者さん買い。どの物語の女の子も強くて勢いがある。アルテはあれでかなり大人しかったのね…（笑）

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