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山下りん 明治を生きたイコン画家

大下智一

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784894532854
ISBN 10 : 4894532859
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2004
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

明治という近代への大きな転換期に、模索を繰り返しながらその人生を歩んだ、日本で「初めて」のイコン画家・山下りん。先行する研究成果を踏まえながら、彼女の数奇な生涯と画業を紹介する。

【著者紹介】
大下智一 : 1967年、北海道函館市に生まれる。1991年、北海道大学文学部を卒業。北海道立函館美術館学芸員を経て、1999年から北海道立近代美術館学芸員。1999年、『山下りんとその時代』展(1998年、北海道立近代美術館ほか開催)図録論文「山下りん―「明治」という時代の中で」で、第一回美術館連絡協議会図録奨励賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 崩紫サロメ

    山下りんは日本正教会を代表するイコン画家である。といっても、正教会やイコンという言葉にあまり馴染んでいない人も多いだろうから、そのあたりについても分かりやすく説明された本である。著者は美術館学芸員でキリスト教徒ではないが、鐸木道綱氏を始めとする日本正教会信徒や神品(聖職者)の協力を得て執筆されており、美術書にありがちなカトリックと正教を混同したいい加減な解説書とは異なる。「信仰」という点に踏み込まず、画家としての山下りんについて書くとこのようになるのか、と新鮮に感じた。

  • きゅう

    明治時代のイコン画家・山下りん、山田五郎のYouTubeチャンネルでの解説で初めて知りました。絵を描くのが好きで、よい師を求めてあちこちで腕を磨き、日本初の公立美術学校に初の女子学生の一人として入学し、不思議な巡り合わせでイコン画家の道を歩み始めてロシアへ留学……この時代にこんな体験をしてきた女性がいるなんて本当に驚きです。イコン画の技術習得のためのロシア留学では相当な苦労があったようで、自分の心境を率直に書いたりんの日記に、思わず胸がきゅっとなりました。

  • エディン

    「白光」を読んで、参考文献として載っていた本。山下りんの作品を見ながら、その生涯をたどっていった。「白光」で物語仕立てで読んでいたものを思い出しつつ、読めたので分かり易かった。逆に、この本から朝井まかてさんがどのようにして小説としての山下りんを作り上げていったのかが想像出来たのもよかった。

  • keroppi

    中野京子さんの本で紹介されていた明治のイコン画家。あの時期にロシアで絵を学びイコン画家となった。ただ絵を描きたいという気持ちだけで生き抜けた人のようである。

  • Kazuyuki Koishikawa

    笠間出身なのが親近感湧いた。 ハリストス正教に改宗してたのに郷里に帰って最後は浄土真宗の菩提寺に葬られててそれでいいのか?

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