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Jagae 織田信長伝奇行 上 祥伝社文庫

Yumemakurabaku

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784396350703
ISBN 10 : 4396350708
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2024
Japan

Content Description

『陰陽師』『魔獣狩り』『神々の山嶺』‥‥
現代伝奇の旗手が描く誰も知らなかった信長の顔!
「これで、おもしろいものにならなかったら、
物語作家失格である。」――著者あとがきより

織田信長は十幾つの秋、不可思議にも牛をひと呑みにする、飛び加藤なる漢と出会った。以来、信長は奇怪なあやかしどもに向き合うたび、それを明らかにする。数え六つの幼き松平竹千代と、河童を捕らえんとした折にはともに淵に入ることもした。やがて濃姫を妻に迎え、妖刀あざ丸の祟りを確かめた信長は、父の死に臨み、ついに来世への疑いを口にしたのだった!

【著者紹介】
夢枕獏 : 1951年、小田原生まれ。東海大学卒。84年『魔獣狩り』三部作で現代伝奇の金字塔を打ち立てる。89年『上弦の月を喰べる獅子』で日本SF大賞、98年『神々の山嶺』で柴田錬三郎賞、2012年『大江戸釣客伝』で吉川英治文学賞を受賞。さらに菊池寛賞、日本ミステリー文学大賞、紫綬褒章に輝く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 優希

    信長を斬新な切り口で描いた作品でした。飛び加藤なる出会ったことで竹千代とあやかしに向かい合うことになります。信長自身は合理主義者らしく、怪異は信じないようですが。父の死に臨んだことで来世への疑いを口にした信長はどのような行末を迎えていくのでしょう。下巻も読みます。

  • Tomomi Yazaki

    織田信長。人質の竹千代、のちの徳川家康を従え、小間使いするが、実は妙に可愛がってもいる。信長の質として怪異なものは信じない。なぜならそれは無知の表れ。だから神も仏も信じない。宗教なぞ、どうでもよい。そんな徹底した合理主義者であった。人を情としてではなく、機能、つまり物としてその価値を見定める。それを見極め信長の懐に入ったのが木下藤吉郎、のちの豊臣秀吉であった。信長は伴天連から、この地は球であると教えられる。それを聞き秀吉は妙案を思いつく。それが信長の野望に火をつけた。そして上巻は唐突に終わり下巻へと続く。

  • coldsurgeon

    JAGAEとは「蛇替え」のことだという。織田信長の生涯を特異な視点で描いた物語だが、戦乱の世を鎮める方向へ導いた人物が主人公である割には、戦闘シーンの描写は、ほとんどない。飛び加藤こと加藤段蔵という妖使いが、信長の人生に関わっていく。理屈に合わぬことを嫌う合理主義者の信長が、どのようにして飛び加藤の妖と対峙していくのか。本能寺のへ、どのようにかかわっていくのだろうか。

  • NBかえる同盟

    いつも読む獏さん、今回は信長の話。上下巻で、今のところはとっ散らかっている印象。どこに向かっていくのか、詳しくは下巻読了後に。

  • V6_1800

    最早伝奇ロマン作家(?)となってしまった作者だが、餓狼伝以来のファンとしては見つけたら読むスタンス。陰陽師シリーズ始めこの分野も面白いし。……、なんだけど、この本は今のところも盛り上がりに欠ける印象。信長が主人公ということで「大江戸恐龍伝」的な破天荒さを期待してたんだけど、どうもおとなしい。下巻に期待。

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