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鴎外の遺品 森於菟と台湾 遙かなる旅路

多胡吉郎

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784768459652
ISBN 10 : 476845965X
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2024
Japan

Content Description

森?外の旧居「観潮楼」の跡地(文京区千駄木)は現在、文京区立森?外記念館として生まれ変わっている。本書では、同記念館に収まる?外の遺品が、歴史の荒波に翻弄された壮絶なドラマの果てに現存していることを明らかにする。

本書の主人公・森於菟(おと)は、森?外と最初の妻との間に長男として生まれた。於菟は東京帝大医科大学医学部助教授を経て、台北帝大医学部教授、医学部長を勤め、戦後は東邦大学医学部教授・部長を務める。医学研究のかたわら多くの随筆を執筆。台湾での於菟は、日本人台湾人の分け隔てなく人々と平らに接し、台湾医学の発展に多大な貢献を果たした。

戦後、台湾からの引き揚げ時、於菟は?外の遺品は台湾に置いたまま、わが身ひとつで帰国せざるを得なかった。本書では、於菟の無念を受け、国民党の支配下、決死の覚悟で遺品送還に従事した台湾の人々を活写する。

【著者紹介】
多胡吉郎 : 作家。1956年生まれ。東京大学文学部国文学科卒。NHKでのディレクター、プロデューサー経験を経て、2002年に独立、文筆の道に入る。2023年、『生命の谺 川端康成と「特攻」』(現代書館)により、第35回和辻哲郎文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • くものすけ

    戦前戦後の台湾の様子が分かるものと期待して読んでみました。 前半は鴎外の長男於菟氏が幼少期に経験した鴎外と思い出(楽しい思い出はそれ程語られていません)一癖あった継母との辛い関係などが詳細に語られます。後半鴎外の遺品が東京→台北→東京へと引っ越しを繰り返す顛末が語られます。それらは戦時下にも関わらず散逸する事無く、しっかり守られた事は奇跡に近いのではないかと思いました。開設された文京区鴎外記念館に行って展示されている鴎外の遺品の実物を是非見てみたいと思います。

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