Product Details
ISBN 10 : 4480510834
Content Description
いにしえより、鳥、蝶、蜜蜂、心臓などに託されてきた魂の形象。それらは、人間が無辺際の虚空を宿し、宇宙の反映でもあることの表れとして捉えることができる。例えば、水鳥は、その自在な動きにおいて、肉体の束縛を離れた魂のありかたと照応するものであっただろう。古人は、そこに単なる比喩にとどまらない、確かな実感を込めたのではなかったか。夢のようでありながら、しかし真実でもある霊魂について、明澄なまでに想念をめぐらした詩人の代表的エッセイ。
目次 : 1 たまあるいはたましひ/ 2 何を以て羽翼有るや/ 3 白鳥 黒鳥/ 4 漂えるプシュケー/ 5 オシリスの国/ 6 ラーの舟/ 7 蜂蜜あるいはネクタル/ 8 魂の梯子と計量/ 9 心臓から蓮華へ
【著者紹介】
多田智満子 : 1930‐2003年。詩人・随筆家・翻訳家・フランス文学者。東京女子大学外国語科・慶應義塾大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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