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ISBN 10 : 479177471X
Content Description
言葉は穴だらけだ。日本語でも他の言葉でも、外から眺めてみると、欠けている単語がたくさんあって、どうして、こんな穴あきチーズを使ってものを書くことができるのだろうと不思議になる。
目次 : 1 遊園地は嘘つきの天国(すべって、ころんで、かかとがとれた/ 病院という異国への旅/ 「犬婿入り」について/ 翻訳という熱帯旅行/ 失われた原稿/ 〈生い立ち〉という虚構/ ドイツで書く嬉しさ/ シャミッソー賞を受賞してみて/ 吹き寄せられたページたち/ 樹木・電流・プラスチック/ 「ふと」と「思わず」/ ゆずる物腰ものほしげ/ 懐かしいかもしれない/ アメリカの印象/ 通信手段/ 遊園地は嘘つきの天国)/ 2 衣服としての日本語(記憶の中の本/ 刻み込まれていく文章/ 言葉のたけくらべ/ 舞台のある小説/ 人形の死体/身体/神道/ 罫線という私/ 衣服としての日本語/ 異界の目)/ 3 線は具象 具象は線(「外国語文学」の時代/ ジークリット・ヴァイゲルの「性の地形学」について/ 翻訳者の門―ツェランが日本語を読む時/ ラビと二十七個の点/ ハムレットマシーンからハムレットへ/ 身体・声・仮面―ハイナー・ミュラーの演劇と能の間の呼応/ 迷いの踊り―ノイマイヤーの「ハムレット」/ 聴覚と視覚の間の溝を覗く―朗読とダンスの共演「風の中の卵のように」/ 「新ドイツ零年」と引用の切り口/ 筆の跡/ 線は具象 具象は線/ 花言葉/ 二〇四五年)
【著者紹介】
多和田葉子 : 1960年東京生まれ。1982年にハンブルグに移住、2006年よりベルリン在住。『かかとを失くして』で群像新人文学賞、『犬婿入り』で芥川賞、『ヒナギクのお茶の場合』で泉鏡花文学賞、『球形時間』でBunkamuraドゥマゴ文学賞、『容疑者の夜行列車』で伊藤整文学賞・谷崎潤一郎賞、『尼僧とキューピッドの弓』で紫式部文学賞、『雪の練習生』で野間文芸賞など、受賞多数。ドイツ語と日本語で精力的に作品を書き続ける。1996年にはドイツ語での作家活動によりシャミッソー文学賞受賞。2018年『献灯使』で全米図書賞(翻訳文学部門)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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KAZOO
読了日:2022/08/11
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読了日:2022/11/12
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読了日:2023/01/31
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