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ISBN 10 : 4797390697
Content Description
哲学するとはどういうことか
哲学の視点から世界の仕組みをより深く理解することは、自分自身を守る技術を磨くことでもある。それは、世界のさまざまな出来事に流され、埋もれてしまうことによって、思考プロセスが鈍化したり、自分を見失ったりしないために、自分自身の思考を鍛える日常のレッスンである。また、それは、日常の「あたりまえ」をふりかえり、選択という行為や出来事の中で、自分の居場所と世界との関係性を見なおす思考のレッスンでもある。
本書は、政治、経済、芸術、心理、科学技術、国際関係、地球環境など身近な出来事や社会問題を題材にして、自分自身のありかたや社会のありかたを、自分自身で考える力を養うための10のレッスンを提示する。
■目次
はじめに 三つの知(科学の知、哲学の知、宗教の知)と哲学の特徴
第1章 自我の扉 自分とは何か
自己紹介をしてみよう!/自分はどこにあるのか/心と身体の関係は?
第2章 知の扉 知るとはどういうことか
常識とは何か/幸福とは何か/なぜ人を殺してはいけないのか/変わらないものはあるのか
第3章 認識の扉 世界とは何か、世界とはどこにあるのか
科学の真理は絶対か/私と世界の関係性/なぜ一つの見方や考え方に縛られるのか
第4章 時間の扉 時間はいのち
「いま」は存在するのか/時間は共有できるのか/長生きは素晴らしいのか
第5章 ことばの扉 本物のことばはどこへいってしまったのか
ことばは誰のものか/知識と情報はどのように異なるのか/ことばの役割とは/語り得ないものは本当にことばにできないのか
第6章 真理の扉 真理はたった一つなのか
多様性と平等は両立するのか/共通と普遍は同じなのか/「すでに、いつも、どこにでも」あるもの
第7章 意味の扉 人工知能やロボットと人間の違いは何か
人生の意味、意味の人生/生命とは何か/なぜ人生は思いもよらないことばかりなのか
意識、意味、生命とは何か=死とは何か、科学のパラダイムと哲学のパラダイム、物語としての人生、法律は万能なのか
第8章 技術の扉 技術の発展は人間に何をもたらすか
なぜ無限に技術を発展させようとするのか/人間は本当に進歩しているのか/技術と芸術の本質は同じなのか
第9章 存在の扉 豊かさとは何か
価値は計れるのか/見えるものと見えないもの/人間とは何か
おわりに モナドと意味の織物
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