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ISBN 10 : 4750346632
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東南アジアでは戦後「開発独裁」とよばれた権威主義体制が支配してきたが、90年代以降民主化が進み、選挙による政権選択が行われるようになった。ところが近年、新しいタイプの「ストロングマン」たちが登場している。彼らは、ときに人権侵害をともなうほど強権的であり、汚職の噂さえつきまとうにもかかわらず、民衆に幅広く支持される。それはなぜなのか。詳細な現地調査をもとに東南アジア民主化の行方を占う。
目次 : 第1章 “総論”東南アジアにおける新しい強権政治の登場(21世紀における民主化の課題/ 21世紀東南アジアにおける新しい強権政治の登場 ほか)/ 第2章 “タイ”タックシンはなぜ恐れられ続けるのか―滅びないポピュリズムと政治対立構造の変化(ポピュリズムとは/ タックシン政権登場前の政治―伝統的エリートによる統治システム ほか)/ 第3章 “フィリピン”国家を盗った「義賊」―ドゥテルテの道徳政治(道徳をめぐる闘争/ 「義賊」ドゥテルテの構築 ほか)/ 第4章 “マレーシア”ナジブはなぜ失脚しないのか(はじめに―世界をかけめぐった1MDBスキャンダル/ ナジブ・ラザクという政治家 ほか)/ 第5章 “インドネシア”庶民派大統領ジョコ・ウィドドの「強権」(庶民出身の大統領/ 巧みな人事とイメージ戦略 ほか)
【著者紹介】
外山文子 : 日本学術振興会特別研究員PD(京都大学)。博士(地域研究)。タイ政治、比較政治学
日下渉 : 名古屋大学大学院国際開発研究科准教授。博士(比較社会文化)。政治学、フィリピン地域研究
伊賀司 : 日本学術振興会特別研究員PD(京都大学)。博士(政治学)。マレーシア政治、比較政治学
見市建 : 早稲田大学大学院アジア太平洋研究科准教授。博士(政治学)。インドネシア政治、比較政治学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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