Books

神様のカルテ

夏川草介

User Review :5.0
(4)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784093862592
ISBN 10 : 4093862591
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2009
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Product Description

栗原一止は信州の病院で働く、悲しむことが苦手な内科医である。ここでは常に医師が不足している。専門ではない分野の診療をするのも日常茶飯事なら、睡眠を3日取れないことも日常茶飯事だ。そんな栗原に、母校の医局から誘いの声がかかる。大学に戻れば、休みも増え愛する妻と過ごす時間が増える。最先端の医療を学ぶこともできる。だが、大学病院や大病院に「手遅れ」と見放された患者たちと、精一杯向き合う医者がいてもいいのではないか。悩む一止の背中を押してくれたのは、高齢の癌患者・安曇さんからの思いがけない贈り物だった。第十回小学館文庫小説賞受賞作。

Content Description

神の手を持つ医者はいなくても、この病院では奇蹟が起きる。夏目漱石を敬愛し、ハルさんを愛する青年は、信州にある「24時間、365日対応」の病院で、今日も勤務中。読んだ人すべての心を温かくする、新たなベストセラー。第十回小学館文庫小説賞受賞。

【著者紹介】
夏川草介 : 1978年大阪府生まれ。信州大学医学部卒。長野県の病院にて地域医療に従事。『神様のカルテ』で第十回小学館文庫小説賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Read all customer reviews

Comprehensive Evaluation

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
3
★
★
★
★
☆
 
1
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
自分の馴染みのある街が舞台だったので、購...

投稿日:2021/07/23 (金)

自分の馴染みのある街が舞台だったので、購入。普段冷静沈着なように見えるお医者さんの根っこの部分が見えて、何度も泣いてしまいました。

stelle さん | 東京都 | 不明

0
★
★
★
★
★
普段決して知るコトのできないお医者様たち...

投稿日:2021/04/23 (金)

普段決して知るコトのできないお医者様たちの葛藤を少しでも知ることが出来る一冊でした。患者さんに対して、ポーカーフェースでいても、やはり同じ人間なのだなぁと感じます。映像化されてしまって、そちらの方の印象が強くなりすぎてしまったのが、ちょっと残念。私は原作のファンです。

luna さん | 不明 | 不明

0
★
★
★
★
☆
医療の世界に魔法はなくとも、奇跡はある。...

投稿日:2021/04/19 (月)

医療の世界に魔法はなくとも、奇跡はある。医者とはこうあって欲しいと思える主人公。リアルな世界観のなかにも心温まるヒューマンドラマとラブストーリーが散りばめられている。

0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 射手座の天使あきちゃん

    射手座だったんですね「癒しの人」安曇さん、しかも誕生日まで一緒、手紙に泣けちゃいました (/_;)  地域医療の過酷な条件の中で奮闘する一止(いちと)先生をはじめとする病院関係者のなんと温かいこと、そしてプロフェッショナルなことか! いい本に出会えました、夏川さん ありがとう♪ m(_ _)m 

  • ヴェネツィア

    タイトルも、人物像の造形も、文体も、読後感も、『スピノザの診察室』を先に読んだ身には、すべてこれ習作であったかのような思いがする。もちろん、本書もけっして完成度が低いというわけではない。むしろ、よくできた作品だと思う。でも、「神様」から「スピノザ」へは進化の跡が著しいのである。とりわけ、文体においては、ここではまだ漱石の『草枕』の仮構を纏う必要があったのだが、やがてそれは柔らかな脱皮を遂げる。一方、終末医療においては、より厳しさを高めながら、主人公を自立させて行くのである。

  • くろり - しろくろりちよ

    素朴。最新医療なんかなくても、この医師がいるだけでこの病院には奇跡が起こる。命のカタチって何だろう。どう生きていくのが正しいんだろう。迷いながらそれでも「命の現場」を離れようとはいないイチ先生と、それを支える細君のハル。最期まで、その人らしい生き方を。最期まで、傍にいられる医療を。こういう病院があってこそ。一医療従事者である自分自身も「これでよかった」と。いつの間にか涙が。

  • とら

    モリミーの「夜は短し歩けよ乙女」「四畳半神話体系」あたりを思い浮かべたのは自分だけ?w古典的な語り口、あとイラストのカスヤナガトさんと中村祐介さんの絵柄が似てるってのもあるかも。うんうん。こういう医療の現場だってあるよね、やっぱり。最近ドラマとか映画でも医療モノ多いけど、忙しく動き回ってさ、こりゃ命が危ない!とかそんなんばっか。つまり手術部屋が主。医者にだって生活があるに決まってる。本当に良かった。笑って涙して何より温かくて。こういうものが売れると嬉しい。本屋大賞獲っても良い位!続巻も是非読みたいです^^

  • takaC

    話は好みだな。半分私小説なんでしょうかね。第一話の半ばまでは話の方向性が掴めなかったが、それ以降は震ハート・燃尽ヒート・刻血色ビート。信濃国関係者の自分としての首肯点も多少あり。装画はイマイチ。イラストのクオリティではなく、物語からイメージする一止と榛名はそんな感じではないから。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items

HMV&BOOKS online Recommend