ゴルフを以って人を観ん 緑のお遍路さんたち

ゴルフは自分の性格が極端な形で露呈される恐ろしいスポーツだ。ゴルフ・エッセイストとして名高い著者が、各界のゴルフ好き３６人とラウンドしながら、それぞれとっておきのうならせる話、笑える話、そしてこわい話を引き出した、「読むゴルフ」の決定版。

目次 : 「礼節」の教室に、ようこそ―ゴルフ版「紳士の条件」（世界のラフを渡り歩いて―東宮大夫　古川清さん/ ゲームは高貴に戯れてこそ―琉球王朝の末裔　尚厚さん　ほか）/ 脱「ダッファー」宣言―技術と心の強化書（欲と不安と恍惚と―指揮者　小林研一郎さん/ ゴルフの味も、豪放にして繊細―中華の鉄人　陳建一さん　ほか）/ 本日はパートナーに恵まれ…（歴史的ゲームの目撃者―昭和天皇のキャディ役　高木秀寛さん/ 嫌われる客「ワースト５」―キャディ　下間艶子さん　ほか）/ 寝ても覚めても、緑が恋しい（ゴルフ界のレオナルド・ダ・ビンチ―日本画家　加山又造さん/ 飛ぶボールとコースの関係―米ゴルフ論壇の長老　マーシャル・ルイスさん　ほか）

【著者紹介】
夏坂健著 : １９３５年、横浜生まれ。３５年間シングルを維持し、北極圏から南米チリまで、世界中のグリーンを席巻。作家として、これまで「自分でやるゴルフ」と「テレビで見るゴルフ」の二種類しかなかった日本に、「読むゴルフ」の分野を切り拓いた功績は大きい。２０００年没（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）