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カワイソウ、って言ってあげよっかw

夏原エイジ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065347133
ISBN 10 : 4065347130
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

現代で叫ばれる「生きづらさ」にメスを入れるイヤミス。
いわゆる「HSP」であるヒトミは、その繊細な性格のせいで損ばかりしてきた。大学時代からの親友4人を見て劣等感をくすぐられ、また惰性で付き合う彼氏やアルバイト先の人間関係などに辟易していた。ある日Kポップにハマってしまった彼女は、無垢なアイドル達のきらびやかな笑顔を見て、自分もすべてを捨てて渡韓しようとする。
女性5人それぞれが自らの「生きづらさ」を語るが、いつの間にか他人への浅はかな羨望、嫉妬といった黒々とした感情が渦巻き......
小説現代長編新人賞奨励賞を受賞した「Cocoon」シリーズで大人気の夏原エヰジの新境地!



【著者紹介】
夏原エヰジ : 1991年生まれ。上智大学法学部卒業。2018年「Cocoon」で第13回小説現代長編新人賞奨励賞を受賞。同作を改題した『Cocoon 修羅の目覚め』で翌年デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 夢追人009

    現代社会を生きるそれぞれに異なる職業の女子たち5人の常日頃から感じる「生きづらさ」をテーマに描かれたイヤミス系エゴミスの傑作ですね。仲良し5人組の女子が「そして誰もいなくなった」のように一人ずつ姿を消していく戦慄のミステリーとしても面白かったですが私は彼女たちが自滅のように崩壊していく凄まじいドラマに心を貫かれ、私たち自身の普段の生き方に対する大いなる反省を促されているように感じましたね。凄く厳しく残酷な物語ですので嫌悪感を抱く方も多いでしょうけれど自戒の意味で読んで欲しいですね。#NetGalleyJP

  • sayuri

    最高だった。時間を忘れて一気読み。大学時代からの仲良し5人組。30歳になった彼女達の女子会は一見楽しそうだが、心の中では嫌悪や嫉妬などのドス黒い感情が渦巻いている。「繊細さん」「バリキャリ」「専業主婦」「インフルエンサー」「漫画家」それぞれが置かれた環境の中で生きづらさを訴えている。繊細なテーマに、ミステリ要素が合わさり、エッジが効いた文章で先へ先へと読まされる。彼女達に次々襲い掛かる魔の手。この復讐の動機は一体?合間に挟まれる犯人と神父の語りが核心を突いて来る。これからは迂闊に生きづらいなんて言えない。

  • rosetta

    ★★★✮☆タイトルと表紙で想像していたより面白かった。大学時代からの付き合いの5人のアラサー女子。傍目には仲良く見えた彼女らだが内心ではメンバーを嫌っていたり苦手意識を持っていたり。それぞれ自分が生きづらいと思っている「繊細さん」「バリキャリ」「専業主婦」「インフルエンサー」「漫画家」。学生時代に自殺したもう1人の仲間、一人づつ破滅していくメンバー。そして明かされる犯人。まあ被害者にも同情する気にはならんなぁ。それと懺悔を聴くカソリックの神父が犯人の来世を願うなんてありえないのでは?

  • よしぱん

    ★4 表紙から「あのちゃんみたいな女の子が涙を流しつつも前を向いていく物語」を想像していたが違った。大学時代からの友人である30歳女性5人組(HSP、バリキャリ、専業主婦、インフルエンサー、漫画家)が生きづらさを抱えながら1人ずつ転落していく物語、イヤミス寄り。葛藤しつつもカワイソウと言ってほしくて、一方で人を見下さないと自分が壊れそうで。現実に感じるこの生きづらさって何だろう。ま、誰よりもオレ様こそがカワイソウで生きづらい人間代表みたいなもんだけどね!

  • akiᵕ̈

    仲良し女子5人組。女友達は人生の財産。一生の宝物。これだけ見ると豊かな友人関係を築いてきた事に微笑ましくもなるけど、その実に隠された本音を覗けば、友達という名の仮面により成り立っていたのだとゾッとする。1人専業主婦で他4人は何かしら職を持ち働いているが、それぞれが〈生きづらさ〉を口にする。それは側からみたら共感どころか反感となり彼女たちを容赦なく襲い、気づいた時には時すでに遅し。自分はこんなにも頑張っているのに!という思いと周りの温度差の違い、気遣っているつもりで無神経な言動の恐ろしさを見せつけられる。

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