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妻の座+ねつれつ解説 日本文学+ねつれつ解説シリーズ

壷井栄

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784990886295
ISBN 10 : 4990886291
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2025
Japan

Content Description

──戦争の終わった翌夏、ミネは、同じ進歩的文学者仲間で、妻を亡くし四人の子供を抱えて困っていた野村から「お針のできるやさしい女性と再婚したい」と相談される。同情したミネはうってつけの相手として、裁縫教師を続けてきた妹、閑子を紹介。催促されて結婚し、てきぱきと家事をさばき子供たちにも慕われた閑子だったが‥‥。

 実際の出来事の衝撃から、壺井栄はこの作品を生み、仲間と社会に向かって問いかけた。これまでこんなことを問題にもしてこなかった日本社会で「妻の座」は流行語となる。『二十四の瞳』の壺井栄(1899-1967)もう一つの代表作!

 壺井栄の作家像、作品の背景、残念な論争と社会の変化の顛末を追って、一つの私小説が社会と格闘した有様をたどる「【ねつれつ解説】壺井栄をナメるなよ!」(けいこう舎編集部)つき。

《帯》
家父長制、シャドウワーク、女性蔑視、性別役割分業、ルッキズム‥‥。
いまだ名付けられてもいなかった問題に、ニコニコお人好しのおばさんの素朴な善意が立ち向かう!

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • なーり

    主人公が良かれと思ってやったことが最悪の結果になってしまって、つらいやら切ないやら、何がいけなかったんだろう、先方にも言い分はあるだろう、でもでも…と思い悩む様にホロリとしました。 書きようによってはドロドロした愛憎劇が幾重にも繰り広げられる話なのに、さっぱりとして優しい読後感。 小説家栗林佐知による【ねつれつ解説】は、小説の内容はもちろん時代背景や人物背景、その後の論争に至るまで丁寧に追いながら、壺井栄という作家像へ迫ります。 読みごたえありすぎて、体感は小説1:解説1くらい。

  • isbm

    ★★★

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