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七帝柔道記ii 立てる我が部ぞ力あり

増田俊也

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041139424
ISBN 10 : 4041139422
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2024
Japan

Content Description

15人vs15人の団体戦「七帝柔道」。この旧七帝国大学だけの寝技中心の柔道に憧れ、増田俊也は二浪の末に北海道大学に入学した。しかしかつて無敵を誇った名門・北大柔道部は、旧七帝大同士で競う大会・七帝戦で、二年連続最下位であった。さらに増田の一年、二年の七帝戦でも一勝も出来ず、主力の上級生たちはみな引退してしまう。かつてない絶望的なチーム状況の中、果たして北大、復活なるか。副主将となった増田は主将の竜澤とともに、部内外の仲間たちに支えられながらチームを率いていく――。

あの日の少年は青年となり、最後の戦いに向かう。
「命をかけて最下位を脱出するんだ」

【著者紹介】
増田俊也 : 1965年愛知県生まれ。2006年『シャトゥーン ヒグマの森』で「このミステリーがすごい!」大賞優秀賞を受賞しデビュー。12年『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』で大宅壮一ノンフィクション賞と新潮ドキュメント賞をダブル受賞。13年『七帝柔道記』で山田風太郎賞候補。現在、名古屋芸術大学芸術学部客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • のぶ

    増田俊也さんの自伝小説にして「七帝柔道記」の続編。前作が面白かったので、期待して読んだが、期待通りの出来栄えで満足な内容だった。15人vs15人の団体戦「七帝柔道」という試合がある。この柔道に憧れて増田俊也は2浪の末に北海道大学に入学した。ただ北大は2年連続最下位だった。この状況を脱出するべく毎日の練習に励んでいく。小説全編ほとんどが柔道の描写で、サイドストーリーはほとんどない。それでも読んでいて不思議と飽きてはこない。単なるスポ根小説にはないものが伝わって来る。ラストの七帝戦では胸が熱くなってきた。

  • たいぱぱ

    最後の七帝戦の最中、いつしか自分は北大の選手のひとりになっていた。緊張し、仕掛け、防ぎ、叫び、もがき苦しみ、汗だくになり、息も絶え絶えになった。気付くと無意識に本の両端を強く握りしめていた。汗が蒸気と化し白く烟る道場で血の涙を流しながら努力しても届かぬ勝利。試合に出れぬ弱い選手達、勝って抜かねばならぬ選手達。それぞれの途方もない努力と常軌を逸した練習の積み重ねの果てに待つ世界とは?かつてこんな熱い涙を流した作品があっただろうか…。スポーツ小説を超えた人間ドラマの超弩級大傑作、ここにあり!

  • そうたそ

    ★★★★☆ 前作が飛ぶほど面白かった記憶があるが、何とそれから十一年ぶりの続編。忘れていないだろうかと不安も、読み始めるや一瞬にして吹き飛んだ。七帝柔道にかける、男たちの熱い、いや熱苦しいまでのパワーに引き込まれるかのように読んだ。前作は大学に入り、入部して、という初々しさもあり、また友情や恋愛など青臭い部分も描かれた。一方で、上級生時代が描かれる本作は、七帝柔道一本、試合のシーンがほとんど。だがそれだけに熱量も凄まじく、こんな学生生活を過ごせるなら、留年上等では、とその青春の充足感について思った。

  • やっち@カープ女子

    ダメダメだった北大柔道部は強くなったのか?自叙伝だから調べればわかったけど増田さんの文章で読みたくて、ググらず待ってた歴10年、やっと読めた。もう、すご! 七帝戦に勝つ為だけに生きてる!暗くて重くて熱い試合展開を対戦表を素早く捲りながら夢中で読み進めた。故障に苦しむ作者、親友の竜澤さん、元主将の和泉さん、分け役に徹するテツさんなど柔道部員皆がその年に負けても次の代に思いが繋がるように素覚ましい練習量をこなし、努力する。泥臭く地べたに這いつくばって頑張る彼ら、素敵だった!

  • はじめさん

    著者の自伝的小説、続編。高専柔道に起源を持ち、寝技主体で体重無差別15人で戦う七帝柔道。3年生となり、最下位で低迷している北大をどうにかしたい増田青年と、二人三脚で部を盛り上げる竜澤。東北大学との交流試合では「札幌に観光に来た」と舐められ、近年の凋落ぶりにOBたちからの激詰め。膠着した北大柔道部・最下位からのエスケープなるか。Boys be ambitious!/ 一世代上、テツ先輩にシンクロ。思い出作りで出陣させる余裕はないなか、最後の公式戦に8番目の中堅として参戦。ついに開眼する己の武道。これぞ青春!

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