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カフェの世界史 Sb新書

増永菜生

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784815628826
ISBN 10 : 4815628823
Format
Books
Release Date
February/2025
Japan

Content Description

普段身近に楽しんでいるカフェというものは、どのような歴史的なルーツを持っているのか、どのような文化的背景とつながっているのか、飲み物とお菓子を片手に「なるほど」と思えるような、いつものカフェタイムがちょっと楽しくなるような世界史の話。
noteフォロワー1.7万人、イタリアからカフェや美術館について発信を続ける若き歴史学者、渾身の初著書。

【著者紹介】
増永菜生 : 福井県生まれ。2017年よりイタリア・ミラノ在住。専門はルネサンス期イタリア史。京都大学文学部、同文学研究科修士課程を経て、一橋大学大学院博士課程単位取得満期退学。2021年から現在まで、ローマ第一大学サピエンツァ博士課程在学。カフェや美術館を巡るのを趣味とする。本書が初著書となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • パトラッシュ

    冒頭にある通りカフェの発展や各国の喫茶習慣の変遷に関する本は多いが、本書はカフェという切り口から16世紀以来の人類の歩みを辿る。コーヒーや砂糖、香辛料を求めヨーロッパの植民地獲得と奴隷移送が広がり、欧州内でも戦争や婚姻や交易を通じて土地に合ったカフェ文化が定着していく。王侯貴族が愛好すると王室御用達制度が成立し、カフェに集まった客が新しい芸術から革命まで生み、戦時の物資不足がインスタント製法をもたらした。供されるパンや菓子にチェーン店の興隆まで含めると、カフェは近現代史を動かす隠れた主役とすら思えてくる。

  • 鈴木拓

    「カフェの」とついているが西洋から見た世界史を、カフェという要素を絡めて眺めてみるという一冊。おちついたカフェで読みたい内容で、西洋史に疎い私には理解しきれない部分もあるが、特に西洋の歴史は争いの歴史なんだなと思う。一方、茶を楽しむ文化はアジアから伝わっていったようで、そのことで「話し合う場」ということの楽しさと大切さも伝わったのかもしれない。カフェといっても地域によって在り様が異なるのが面白く、成り立ちや文化の違いを感じながら一杯のコーヒーあるいは紅茶などを楽しむのもいいかもしれないと感じた。

  • まる@珈琲読書

    ★★★★☆ ■著者はミラノ在住。世界史の中で、カフェ、コーヒー、菓子がどのように市民に受け入れられ変化してきたのか、また、イギリスのコーヒーハウス、イタリアのバール、アメリカのスタバ、日本の喫茶店などの歴史や成り立ちなどがよくわかる。純喫茶と言うのはそういう背景があって生まれた言葉なのねなどと発見がたくさん。コーヒーを飲みながら、あっという間に読み終えました。喫茶店、コーヒー、読書好きの方には、ぜひ読んでもらいたい一冊です。

  • Shun'ichiro AKIKUSA

    個々の話はおもしろいものもあるのだが、まとまりやタイトルとの一貫性という点では少々厳しいか。

  • Re哲学入門者

    なんで哲学カフェと呼ばれるものがあるのか理解できた。カフェは市民達の議論や思想が行き来する場であったようだ。カフェでよく見るスイーツなどの世界史も少し載っているのが面白い。表紙も良いね。

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