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遊戯 その歴史と研究の歩み

増川宏一

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784588213410
ISBN 10 : 4588213415
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2006
Japan

Content Description

遊びの歴史を学ぶ人への道しるべ。古代から現代まで、日本と世界の遊戯の歴史を概説。内外の研究者との交流の中で得られた最新の知見をもとに、遊戯史研究の出発点と目的を論じ、現状と未来を展望。

【著者紹介】
増川宏一 : 1930年長崎市に生まれる。旧制甲南高等学校卒業。以来将棋史および盤上遊戯史を研究。大英博物館リーディングルーム・メンバー。国際チェス史研究グループ会員。第17回将棋ペンクラブ特別賞受賞。遊戯史学会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 常磐条(ときわとおる)

    ホイジンガからカイヨワへの発展において“賭け”という要素が加わったことが大きかった。賭けには当然、イカサマも付き纏う。武士の生き方においても智謀の将は一つの憧れであり、詐術や心理術は重要だ。まして「道徳的に許されないもの」などではない。中世において歌詠みは遊びであって遊びの範疇を超えた影響力を及ぼしていたが、やはり遊びだったのだ。遊びは世界の裏を覗く方法であって、“真剣な遊び”はある。現代では賭けが遊びを飲み込んで欲望や経済や科学技術と結びつき、“真面目”という現実世界のみでの競い合いを是としているが。。

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