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ISBN 10 : 4044001421
Content Description
城もなく武士はわずか数十人。人口一万人ほどの伊予小松藩には、江戸時代で唯一、150年以上も書き継がれた日記がある。互いに顔の見える小藩だからこそ、代々の幹部たちは誠実に藩政に取り組んできた。不作の兆しを把握し、大飢饉には一人の餓死者も出さなかった。領民の命を守ることが優先された、類をみない善政が日記から読み取れる。天災や参勤交代の過大な財政支出を乗り越えたもう一つの江戸時代がわかる貴重な記録。
目次 : 第1部 武士の暮らし(小松藩のなりたち/ 小松藩の概略/ 会所日記/ 小松藩の財政状況/ 古証文 ほか)/ 第2部 領民の暮らし(駆け落ち/ 不倫と情死/ 不思議の記述/ 女性と子供/ 領民 ほか)
【著者紹介】
増川宏一 : 1930年長崎市生まれ。旧制甲南高等学校卒業。以来、将棋史および盤上遊戯史を研究。大英博物館リーディングルーム・メンバー、国際チェス史研究グループ会員、チェス史研究支援財団名誉会員、チェス・コレクターズ・インターナショナル会員、遊戯史学会会長、日本将棋連盟将棋歴史文化アドバイザー。第17回将棋ペンクラブ大賞特別賞、第21回大山康晴賞受賞
北村六合光 : 1929年京都市生まれ。大阪外事専門学校卒業。商社勤務を停年退職後、神戸大学で日本史・古文書学を受講。伊予小松藩会所日記の解読に携わる。兵庫歴史研究会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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