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福祉の公共哲学

塩野谷祐一

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784130511193
ISBN 10 : 413051119X
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2004
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

福祉国家を支える規範とそれを実現する社会保障システムのあるべき姿を探ることを目的とし、現存する福祉国家を支えている表層的には対立的な諸規範と多様なシステムのなかから、それらを整合化する観点を探る。

【著者紹介】
塩野谷祐一 : 1932年生れ。一橋大学名誉教授。経済哲学専攻

鈴村興太郎 : 1944年生れ。一橋大学経済研究所教授。厚生経済学専攻

後藤玲子 : 1958年生れ。国立社会保障・人口問題研究所室長/立命館大学大学院教授。経済哲学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • やまやま

    福祉公共哲学を考えるという、かなり古い本ですが、現在でも通じる議論が多いです。ロールズ、セン、ドゥオーキン、ハイエク、ノージックなど政治経済哲学論者のまとめも理解しやすく、勉強になりました。福祉政策に関して強力な批判者であるリバタリアンも最小限の福祉は容認しないと社会が安定しないことは同意されているようです。福祉手段として強権より善意が望ましいとするのは、現実には逃げ口上に聞こえる場合も多いでしょう。自由や公平などの考え方が違うと思います。また、平和な社会だから、福祉が追求できることも改めて感じました。

  • ミツキ

    私が考える、福祉を必然的に要請する原理は二つ。人間の固有性と人生の一回性である。さらに言えば、その根底にあるのは人がつねにすでに世界へ投げ入れられていることである。私たちはけっして、生まれる世界を選ぶことも決めることもできない。そこに平等も自由もありはしない。まったき不平等であり不自由である。私は平等とは選べることであり、自由とは決められることであると考えており、二者が対立するという論争には違和感がある。私は福祉を、存在的に不可避の根底的不平等と不自由への、人であるがゆえの挑戦として捉える。

  • WK

    こっち先に読めばよかったかも

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