Product Details
ISBN 10 : 4831827053
Content Description
浄土真宗の祖・親鸞。本書では、歴史上の人間親鸞ではなく、鎌倉時代から明治期にいたるまで、「親鸞の物語」がどのように語り継がれてきたのかを、「親鸞と玉日の結婚物語」を主軸として、「物語」の受容や形成の視点から読み解いていく。それぞれの時代における教団の思惑やメディアの発展などによってさまざまに変化する「親鸞像」は、信者や社会が求めた親鸞であり、彼らの希望や願望の化身とも言える。時代とともに変化する「親鸞像」から、人びとが親鸞に託した思いを探る。
目次 : 第一章 物語型の教義書―鎌倉時代後期から南北朝時代/ 第二章 「正しい解釈」の追求―南北朝から室町前期/ 第三章 物語不在の時代―室町中期/ 第四章 真宗流メディアミックス―室町後期から江戸前期/ 第五章 「東国の親鸞」の発見―江戸中期/ 第六章 読本から近代史学へ―江戸後期から明治
【著者紹介】
塩谷菊美 : 1957年、神奈川県に生まれる。1979年、早稲田大学第一文学部日本文学科卒業、1997年、和光大学人文学部文学科専攻科修了。2003年、早稲田大学にて学位取得。博士(文学)。現在、同朋大学仏教文化研究所客員所員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Customer Reviews
Recommend Items
Feedback
Missing or incorrect information?
Product information of this page .
