Product Details
ISBN 10 : 4166608908
Content Description
説経節の名作『小栗判官』を題材に、餓鬼として甦り、土車で引かれる主人公の熊野への旅を改めて検証するとともに、貴族や高僧といった上流階級ではなく、庶民の目線から見た貧困、病、宗教、そして恋の道行き等の実態を描く。
目次 : 1章 六根片端の男(つちぐるまの吸引力/ 中世の小田原宿/ 貴種の来歴/ 復讐と鎮魂の系譜/ 奇想世界『をぐり』の成立)/ 2章 魅惑の倒錯(美人の特権神話/ 獣姦を特別視しない文化/ 道行の幻視/ 散所/ 陰陽師村・声聞師村)/ 3章 中世の恋(盲目杖に咎はなし/ 乙姫もつよし、小萩もけなげ/ 無謀な求婚/ なぜ人食い馬なのか/ 受難の放浪劇/ 人商人と中世奴隷制)/ 4章 よみがえりの夢(鏡の里の女たち/ 逢うも別れもの関/ 清水坂の雑踏/ 四天王寺の摩多羅神/ 熊野から、お急ぎあれ/ 復讐譚で物語誕生/ 不具と不治の普遍)
【著者紹介】
塩見鮮一郎 : 1938年、岡山市生まれ。岡山大学法文学部独文学科卒。河出書房新社編集部を経て、作家として独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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もりやまたけよし
読了日:2020/06/05
佐島楓
読了日:2014/11/11
Tomoichi
読了日:2018/02/10
1.3manen
読了日:2013/02/27
kawa
読了日:2016/03/28
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