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バッハを知るバロックに出会う「ゴルトベルク変奏曲」を聴こう!

塚谷水無子

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784276140226
ISBN 10 : 4276140226
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2013
Japan

Content Description

目次 : ・まえがき≪ゴルトベルク変奏曲≫を聴こう 〜オペラのごとき物語〜 / ■【序章】バッハはピアノを知らない 〜音のアルデンテを目指せ〜 / 第16変奏 輝ける飛翔 / 第28変奏 音符の万華鏡 / 第29変奏 仮面舞踏会 / ■【第1章】オスティナートの陶酔 〜究極のリフレイン〜 / 優雅で感傷的なアリア / バス主題こそ、をかしけれ / ■【第2章】第1幕第1場 デュアルモードを使いこなせ 〜チェンバロ脳とオルガン脳〜 / 第1変奏 ウサギのダンス / 第2変奏 ひとすじの流れ星 / 第3変奏 おやすみの子守唄 / 第4変奏 若者たち / 第5変奏 うさぎとかめ / ■【第3章】第1幕第2場 すべての音符には意味がある / 第6変奏 森の古城 / 第7変奏 妖精の踊り / 第8変奏 きらめく星たち / 第9変奏 つれづれなるままに / 第10変奏 新しいアイディア / ■【第4章】第2幕第1場 音符のチカラを読み解け / Intermezzo:シンメトリーの美 ヨーロッパの審美眼 / 第11変奏 切ない夜のつれづれ / 第12変奏 メリーゴーランドのポニーたち / 第13変奏 天使のサラバンド / 第14変奏 百花繚乱 / 第15変奏 迷える羊たちの、ためいき / ■【第5章】第2幕第2場 カイザーリンク伯の心の旅 / 第17変奏 安らかな闇 / 第18変奏 自由の翼 / 第19変奏 ささやき / 第20変奏 つがいの鳳凰 / ■【第6章】第3幕第1場 バッハを肌で感じよう / Intermezzo:教会以外の仕事の依頼 〜コーヒー・カンタータ〜 / 第21変奏 憂愁の霧 / 第22変奏 哀しみの向こう側 / 第23変奏 水の戯れ / 第24変奏 陽だまり / 第25変奏 死の予感 −生と死の対話− / ■【第7章】第3幕第2場 バッハからの挑戦状 / 第26変奏 秋風にだなびく黄葉 / 第27変奏 追想、小春日和 / 第28&29変奏 アヴァンギャルドなバッハ / 第30変奏 愛の食卓、お気に召すまま / *あとがきにかえて  アリア・ダ・カーポ あさきゆめみし / *あとがきのあとがき  バッハがつまった魔法の壷

【著者紹介】
塚谷水無子 : パイプオルガニスト。東京藝術大学楽理科卒業後オランダへ。アムステルダム音楽院、デンハーグ王立音楽院修士課程を首席で卒業。オランダ政府留学生としてリヨン国立高等音楽院にて研修。歴史的オルガン奏法と即興演奏の研鑽を積む。在学時よりロイヤル・コンセルトヘボウ、ヨーロッパ各地のフェスティヴァルに多数出演。委嘱作品の世界初演から作・編曲、ジブリメドレーまでそのジャンルは多岐にわたる。青島広志とのトーク・コンサートや、オルガン普及活動も精力的に手がけ、国内外の新聞雑誌インタビュー多数。小淵沢・フィリア美術館音楽監督(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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大好きなこの曲にチャレンジする前に読んで...

投稿日:2021/04/25 (日)

大好きなこの曲にチャレンジする前に読んで良かったです。ピアノしか知らない私には、オルガン奏者である著者ならではの、楽譜への気付きや解説が参考になりました。バッハの事を少しでも、著者の想像を通して、史実(難しいけれど)から知れたら嬉しいなと思いながら読ませて頂きました。これからCDを聴く人、すでに聴いている人にも新たな発見が有るのでは?と思います。

じゅんまる子 さん | 北海道 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Robbie

    うーん、かなり微妙な本。文体がまずいです。初心者や学生にも読んでほしいので、あえて軽妙な書き方にしたとプロローグで断り書きがあるのですが、読みにくい(読む気がうせる)。おちゃらけ過ぎててサムイです。苦痛に耐えながらなんとか最後まで目を通しました。演奏家に文章力をもとめること自体まちがっていんだけど、内容がおもしろいだけにもったいないです!!ゴルトベルクという大曲をとりあげるなら、もっと考えてほしい。

  • あにこ

    ゴルトベルク変奏曲は私の最も愛する曲たちである。まさにソウルミュージックとでも言うべきで、出会えたことに常に感謝している。楽譜を研究すればするほど発見があって、バッハ翁の遊び心の結晶はもっと沢山隠されているのでは、とこの本を手に取った。パイプオルガンや音楽史に通暁する著者ならではの見解もあり、面白かった。音楽を文字媒体で伝える難しさもよく分かる。著者自身が演奏するための備忘録が元になっている本らしいが、確かにそんな感じ。

  • 横丁の隠居

    もちろん題名どおり、バッハの「ゴールトベルク変奏曲」の話なのだが、前書きがあってテーマがあって、第一変奏から順に話が進む、と思って読むと面食らいます。著者はこの曲のみならずバッハ、バロック音楽、オルガン、キリスト教、ヨーロッパ文化、などなどについて言いたいことがいーっぱいあるのだ。だから話は飛びまくり、果てはコーヒー紅茶の話からバッハの給与体系にまで及ぶ。極めて面白いし「ためになる」のだが読者はまずそこのところを覚悟して読み進めるのが吉である。長年慣れ親しんだ曲ではあるが、学ぶところが大変多かった。快著。

  • Chikashi Haruna

    他の人が感想を書かれていますがそれに同感します。

  • ジュンイチ

    通常、この曲は15,16変奏で前半と後半に分かれるという解説はよく見るのだが、筆者は30の変奏曲を10ずつ3つに区切る解釈をしていて、それを序・破・急とみなす解説が興味深かった。シンメトリーの美ですね。 楽譜についての解釈も面白く、読めないけど楽譜を買ってしまいました。

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