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秀吟百趣 講談社文芸文庫

塚本邦雄

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062902502
ISBN 10 : 4062902508
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2014
Japan

Content Description

「現代においてなほ朗朗誦すべき秀歌絶唱ありや」の問いに、まず先人の触れぬ秀作を挙げ、著名な作には独自解釈を試み、短歌と俳句を交互に配して批評・鑑賞を施した、名著。

目次 : 青服のかの髪長きいさなとり陸に來る日をみな隱せよ―與謝野寛/ 金鈍る三日月は霜かかるらし―渡邊水巴/ 山を見よ山に日は照る海を見よ海に日は照るいざ唇を君―若山牧水/ 昔男ありけりわれ等都鳥―富安風生/ わかき日は赤き胡椒の實のごとくかなしや雪にうづもれにけり―北原白秋/ 冬蜂の死にどころなく歩きけり―村上鬼城/ いざよひの月のかたちに輪乘りしていにける馬と人を忘れず―與謝野晶子/ おほつぶの寒卵おく襤縷の上―飯田蛇笏/ 電車とまるここは青山三丁目染屋の紺に雪降り消居り―齋藤茂吉/ 元旦や暗き空より風が吹く―青木月斗〔ほか〕

【著者紹介】
塚本邦雄 : 1920・8・7〜2005・6・9。歌人、評論家、小説家。滋賀県生まれ。歌誌「日本歌人」(前川佐美雄主宰)に入会。1951年、『水葬物語』で歌壇に登場。60年、岡井隆、寺山修司等と「極」を創刊。85年、歌誌「玲瓏」主宰。反リアリズムの前衛短歌の雄として精力的に活動。『日本人靈歌』で現代歌人協会賞、『詩歌變』で詩歌文学館賞、『不變律』で迢空賞、『黄金律』で斎藤茂吉短歌文学賞、『魔王』で現代短歌大賞を各々受賞。97年、勲四等旭日小綬章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 双海(ふたみ)

    「山を見よ山に日は照る海を見よ海に日は照る いざ唇(くち)を君」(若山牧水)・・・こういう歌に出会うと、韻文の良さがよくわかるなぁ。次は萬葉集を読んでいこうかな。

  • ぷほは

    万葉集から取った元号が出たと言えば、著者はどんな顔をするだろう。かなり当たり外れが激しく、随分時間が罹ってしまった。島木赤彦「月の下の光さびしみ踊り子のからだくるりとまはりけるかも」のR音の重なり、篠原梵「葉桜の中の無数の空さわぐ」「ゆふぐれと雪あかりとが本の上」「花びらの落ちつつほかの薔薇くだく」の視覚効果、斎藤史「過ぎてゆく日日のゆくへのさびしさやむかしの夏に鳴く法師蝉」「昨年(こぞ)今年つらぬきわたるしろがねの一本の弦のひびきを消すな」の残響、その辺りが好みだった。おそらく四月、私が最後に読んだ本。

  • 六波羅

    あまり有名ではない短歌と俳句を交互に批評 正字正かな遣い 同じ作者なら俳句だけの批評、百句燦々のほうが好みかな

  • 石ころ

    塚本邦雄ってやっぱりすごい。

  • らきあ

    なんとなく色々な和歌に触れたいなと思って手に取った。牧水の山を見よ〜がとても好きだ。こんなに若々しいものもあるんだと驚き、牧水に興味を持った。

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