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メッテルニヒ 危機と混迷を乗り切った保守政治家

塚本哲也

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784163719207
ISBN 10 : 4163719202
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2009
Japan

Content Description

宿敵ナポレオンを打倒。「ウィーン会議」で「勢力均衡」の平和を確立し、後のEUの基盤を創ったメッテルニヒ。革命とナショナリズムに立ち向かった名宰相の愛と智恵と策略の全てを描く。ハプスブルク3部作完結。

【著者紹介】
塚本哲也 : 1929(昭和4)年、群馬県に生れる。東大経済学部卒。毎日新聞ウィーン支局長、プラハ支局長、ボン支局長、論説委員、防衛大学校図書館長・教授、東洋英和女学院大学学長などをへて、現在、東洋英和女学院大学名誉教授、作家。オーストリア共和国文化功労勲章、オーストリア共和国有功大栄誉銀章を受章。また毎日新聞連載「学者の森」(共同執筆)で日本新聞協会賞を受賞。著書に『ガンと戦った昭和史―塚本憲甫と医師たち』(第8回講談社ノンフィクション賞受賞)『エリザベート ハプスブルク家最後の皇女』(第24回大宅賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 星落秋風五丈原

    「マリー・ルイーゼ」評伝と内容が随分被るんですよね。同じ事書いてるし。

  • 叛逆のくりぃむ

     メッテルニヒが古き良き時代の伝統を受け継ぐ人物であることが本書から強く伝わってくる。名実共に貴族であった彼が、ナショナリズムの勃興により追い落とされていく過程は、時代の変動を予兆させる。

  • noémi

    私は、恥ずかしいことに、メッテルニヒもタレーランもなんじゃそれ?で、「会議は踊る、されど進まず」のムノーの政治家だとばかり思っていましたが、実は毀誉褒貶は多いながら、ヨーロッパの「バランス・オブ・パワー」を考えた人で、外交戦術によってナポレオンをうち負かした人だと知りませんでした。残念ながら、外交には優れていても、オーストリア帝国を内側から立て直すことができず、失墜。でもヨーロッパに40年以上も未曽有の平和をもたらした人としてた筆者は高く評価しています。まあ、いいもわるくもロココの人だったんですねぇ。

  • 彩也

    メッテルニヒって…なんか悪役っぽい政治家で、ザッハトルテ作らせた人だったっけ?と程度の日本で、その生涯を一般向けにまとめた本というだけで価値あり。幼少時代から外相期宰相期、亡命死去までバランス良く触れている。ただ、半分小説だと思う。途中何度も「これの出典は?」と言いたくなった。出典が明記されてないものはおそらく想像なんだろう。物事をやたら単純化、感情の問題にしている部分も多く(ウィーン会議の、仏に対する寛大さを「騎士道精神」とか書かれるとちょっとね)、ひっかかりを覚えないでもない。

  • 富士さん

    歴史観の重要な部分は他者によっていることが多く、再読しても薄い感じは拭えませんでした。しかし、キッシンジャーを引いてロココ的特性を指摘されているのにはなるほどと思います。著者がそこまで考えておられるかはわかりませんが、飯塚信雄さんのロココ論のファンとしては、リゴリズムを嫌う素直な快楽主義や柔軟さを担保する不可知論などのロココ的特性の表れを見た気がしました。豊かな思想を育んだロココの時代に遅れて来たロココ人が、ただ現状を守るだけの保守にしかなり得なかった点に、もっと切り込んでもよかったのではないかと思います

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