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狩猟採集民のコスモロジー・神子柴遺跡 シリーズ「遺跡を学ぶ」

堤隆(歴史学)

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784787712394
ISBN 10 : 478771239X
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
堤隆 ,  

Content Description

遙か南アルプスの山々を望み、天竜川へとつづく丘の突端、残された重厚な石斧と美しい尖頭器の数々。はたして実用品なのかシンボルか、なぜこの地に置き去りにされたのか。縄文時代の暁を告げる石器群の謎を読み解き、狩猟採集民の世界観(コスモロジー)に迫る。

目次 : 第1章 神子柴遺跡の発見(姿をあらわした石器群/ 神子柴石器カタログ/ 遺志をつぐ調査研究報告書の刊行)/ 第2章 謎の探究へ(謎めいた石器の配置/ 石材解明の旅/ どのように作られ、はたして使われたのか)/ 第3章 神子柴文化を追う(探求者たち/ 時代を探る/ 神子柴文化の軌跡)/ 第4章 狩猟採集民のコスモロジー(神子柴遺跡の時代/ 神子柴遺跡とは何か)

【著者紹介】
堤隆 : 1962年、長野県佐久市生まれ。國學院大學大学院博士後期課程修了。博士(歴史学)。現在、長野県御代田町浅間縄文ミュージアム主任学芸員、八ヶ岳旧石器研究グループ代表、明治大学黒耀石研究センター研究員。第13回藤森栄一賞(1992年)、第16回岩宿文化賞(2007年)受賞。専門は旧石器考古学、奈良・平安時代の考古学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 月をみるもの

    芹沢長介による本の木遺跡発掘「冬の陣」と、山内清男による「夏の陣」。この遺跡が旧石器時代のものなのか、それとも縄文草創期なのかという議論は、そのまま神子柴遺跡の年代論争へと引き継がれる。石器という人類最初の道具を「財」として交換するシステムの確立と、土器という新しい道具の導入。どっちも人類史の画期であることは間違いない。

  • 月をみるもの

    先日せっかく伊那まで行ったのに、石器も現地もみることかなわず。次回は必ず両方を訪問することを固く決意。

  • うしうし

    職場にて1日で読了。長野県神子柴遺跡の概説書で、遺跡から発見された石器87点は重要文化財。全体的に情緒に流れすぎる記述があることが少し気にかかる。神子柴遺跡の性格は「消費行為を伴う居住地であり、交換のための各地からの物資を備えたデポとしても機能」と評価する。 ・黒曜石製の尖頭器には使用痕があり、ナイフのような機能でも使われていた。 ・大型の局部磨製石斧には使用痕がない。 ・小型の局部磨製石斧には、刃の再生が行われていることから、実際に使用されていた。(p51)

  • pepe

    不思議な世界があるものだ。

  • やま

    旧石器時代と縄文時代の境に花開いた神子柴文化を象徴する遺跡。大型で秀麗な石槍と石斧。その背後にあるものがわかりやすく書かれています。わからないことも多いのですが、それゆえ想像も膨らみます。読んで得した気分になりました。

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