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グラウンド・ゼロがくれた希望

堤未果

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784594059842
ISBN 10 : 4594059848
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2009
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

自由の国に憧れてアメリカに渡り、9・11に遭遇した著者が、事後に陥ったPTSDと深い喪失感からの回復を描いたノンフィクション。抜け殻のようになっていたとき、世界平和のために行動する人々と出会い、彼らを通じて得た希望を綴る。

目次 : 最後のフェリー/ 星条旗と銃/ アメリカン・ドリーム/ PTSD(テロ後遺症)/ あいまいで優しい日本/ 再び立ち上がるアメリカ

【著者紹介】
堤未果 : 著作家・ジャーナリスト。東京都生まれ。和光小、中、高卒業後、アメリカに留学。ニューヨーク州立大学国際関係論学科卒、ニューヨーク市立大学大学院国際関係論学科修士課程修了。国連、アムネスティインターナショナルNY支局局員を経て、米国野村證券に勤務中に9・11に遭遇。現在はニューヨーク‐東京間を行き来しながら執筆、講演活動を続ける一方、テレビのサブキャスターやナビゲーターも務めている。著書に『報道が教えてくれないアメリカ弱者革命―なぜあの国にまだ希望があるのか』(海鳴社・2006年度黒田清日本ジャーナリスト会議新人賞受賞)『ルポ・貧困大国アメリカ』(岩波新書・2008年日本エッセイスト・クラブ賞受賞、新書大賞2009受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ベランダ

    多様性を受け入れるアメリカと言われても、そこで自己主張をしながら生きている自分を想像することも怖い。アメリカの夢とキラキラが眩しくて、こわくて飛び込んで行けないよー、すごいな未果さんは、と違い探し。まるでPTSDで無力症におちいっているみたい。でも、本当はそんな比べる必要なんかなくて、どこにいても、今どんなでも無力感・絶望の中から希望を作り出していける。そちらが本質。読んでいろいろ感じたのはフラッシュバックかな。グラウンド・ゼロって爆心地のことか。複雑性PTSDからの希望の作り方研究中なのだった。私は。

  • 梅屋敷

    著者の本は2冊目ですが、ほぼ先入観無しで読みました。揺れ動く心情が素直な文面で書かれていて、ぐいぐい引き込まれあっという間に読了。大学時代の恩師の言葉、刺さります。オススメ!

  • Empirestar

    当事者から見て、われわれはあくまでも「外の人」であるがために、断片的に知ることしかできない。しかし、そこで何が真実なのかを見据え、自分が為すべきことを為すために何をすればいいのか考えることこそが、現実から目をそむけることではなく、向き合うことにつながるということなのではないか?と思う。拙い言葉ではあるけれども、自分の頭で感じて、それを言葉にして「自分の言葉で」流布する大切さをくれる本だった。

  • よし

    9.11にグラウンドゼロに居合わせてから3年半に経験や感じたことをまとめた本。アメリカへの憧れは多くの日本人が持っているものだし、著者の堤さんはその夢を実現した人たちの一人だと思いますが、日米の良い点悪い点を両方経験しながら両国のかけ橋の役割を担っていくのだと思いました。また、この本に登場するアメリカの人たちの多くが何かに挑戦し続けている姿も印象的でした。

  • AR

    読んでて泣いてもうた。世界史に残るほどの惨事に巻き込まれたからこそ、人々の内面や国の矛盾が見えてきて、それでも、と前に進む姿勢がよかった。作者だけじゃなく、話に登場する活動家や何気ない街の人々も、読んでるだけで泣いてしまう。

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