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風立ちぬ / 美しい村

堀辰雄

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041075029
ISBN 10 : 4041075025
Format
Books
Publisher
Release Date
June/1983
Japan

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • あーさん☆今年こそ!断捨離!約8000冊をメルカリでちびちび売り出し中!(`・ω・´)ゞ

    ジブリの『風立ちぬ』の原作。ジブリより、話の展開が固いが、内容は細かい分かりやすい本(ㆁωㆁ*)

  • けいご

    僕は物心つき始めてから知らず知らずの内に幸福を積み重ねていく事を覚えました。幸福が積み上がったり壊れたり誰かのものと比べたりしながら。そして誰かを愛する事に幸福を覚え、いずれそれにでさえ絶対に終わりがくる事に気がついた時「幸福の思い出ほど幸福を妨げるものはない」事に気づきました。でもそれもまた幸福の一部である事に気づくようになる為には今少し人生が必要となるでしょう。そんな1冊でした★死の香を纏った人間性が詰まっていて、それを美しいと思ってしまう感情は一体何処からやってくるんだろうね?

  • 優希

    繊細で美しい世界が描かれていると思います。風景が目に浮かぶようでした。純粋で、恋人との残された時間の幸福をかみしめているように思えます。ただ、同時に悲劇に酔い仕入れているような雰囲気も感じずにはいられません。情景と心理描写が混在している女性的な文章と、ちょっと鬱々とした雰囲気がありますね。だからこそこの物語は奇麗な絵のようなのかもしれません。死を描かないことが詩的な雰囲気を醸し出していると思います。他の作品も美しい純文学のような感じでした。国語の教科書を読んでいる気分になります。

  • けぴ

    『風立ちぬ』結核で療養する許嫁をそっと見守る日々を描く。死の場面は具体的には書かれていないところが余韻を残す。『美しい村』軽井沢の避暑地での少女との出逢いを描く。巻末のノオトと合わせて読むと理解が深まる。『麦藁帽子』本書で一番の秀作。千葉県と思われる夏の海辺での二歳年下の少女との淡い遭遇が心情豊かに描かれる。ラストの避難所での再会場面も匂いを感じる描写。『旅の絵』神戸のクリスマスシーズンでの旅行記。特別事件が起こるわけでは無いが、ホテルの陰湿な独特の雰囲気が感じられる。『鳥料理』旅の絵を題材とした後日談。

  • けんさん

    『静寂な自然の中に刻まれた情景描写と心理描写』 「風立ちぬ」 高原のサナトリウムで結核療養中の節子と主人公。 移りゆく二人の死生観、幸福観を、繊細に美しく描く。 どの作品も、じっくりと味わうには何度か読まないと…

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