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日航機123便墜落 33年目の証言 平凡社新書

堀越豊裕

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784582858853
ISBN 10 : 4582858856
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2018
Japan

Content Description

墜落は避けられなかったのか―。三十年以上を経た今も、その原因をめぐって議論が続く日航機123便墜落事故。調査にあたった米運輸安全委員会、ボーイング社をはじめ、日米双方を徹底取材。多くの証言、秘話を軸に事故の全体像を描く。撃墜や誤射は果たしてあったのか。論争に終止符を打つ決定的ドキュメント。

目次 : プロローグ―新聞へのリークを告白した男/ 第1章 御巣鷹という磁場/ 第2章 米紙にもたらされたリーク/ 第3章 ボーイング社長の苦衷/ 第4章 消えない撃墜説を検証する/ 第5章 墜落は避けられなかったか―機長たちの証言/ 第6章 スクープ記者たちの三十三年

【著者紹介】
堀越豊裕 : 1969年岐阜県生まれ。95年早稲田大学商学部卒業後、共同通信社入社。神戸支局や琉球新報社出向、大阪社会部、ニューヨーク支局、ワシントン支局などを経て2017年から本社外信部次長。ニューヨーク支局勤務時の14年から日航ジャンボ機墜落事故の取材を始める。『日航機123便墜落 最後の証言』が初めての著作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • rico

    あの事故から30年余。原因について未だあれこれ取り沙汰される中、国内外の関係者や識者へのインタビュー、資料等を基に検証。印象に残ったのは事故に対する法的アプローチ。日本では、業務上過失致死という罪状が示す通り、ミスした個人が責任を追及される。必然的に口を閉ざす。事実が隠される。簡単には変わらないだろう。しかし様々なものが不可視化・複雑化する中、「罰して終り」から脱却し、事実を見極めミスから学ぶ、そんな風に変わることが必要なのではないか。事故の検証にとどまらず、リスク・安全管理などの面からも示唆に富む1冊。

  • oldman獺祭魚翁

    図書館 以前青山氏の「日航123便墜落の新事実 目撃証言から真相に迫る」を図書館で見かけパラパラ読みさせて貰ったが、想像通りの陰謀論だった。こちらの本は当時のアメリカ側(NTSB<米安全委員会>やボーイング社)担当者などのインタビューを行い、日米の航空事故に対する調査の姿勢(業務上過失罪の有る日本とそういう罪状が無いアメリカ)を背景にして、事故原因は後部圧力隔壁の修理ミスであると結論付けている。今後も稚拙な陰謀論は後を断たないだろうが、こういうきちんとした本が出るのは大切だ。

  • 松本直哉

    自らが訴追されるおそれがあるときは真実を話すよりも自分に有利な証言をするだろう。業務上過失致死で個人の責任を問うよりも、なぜ事故が起きたのか、真実を究明するほうを優先するアメリカの司法と日本のそれとの違いを知る。ボーイングの修理担当者の個人名がなぜ公表されないのか、何か隠蔽しているのではないかと多くの日本人は考えたが、個人を特定したところで誰も得をしないのも確かだ。人間の作り出した機械には万全を尽くしても間違いがつきものなのだからその被害の最小化への努力をすべきという教訓は、原発などにも言えることだと思う

  • hatayan

    1985年の日航機墜落事故の原因を、共同通信の記者である著者が米国の関係者を中心に取材。ボーイング社の修理ミスという説はほぼ揺るぎないながらもいまだに諸説が飛び交うのは、ミスがあっても故意でない限り個人の刑事責任を問わず、再発防止への教訓とする「正直なミス」という、日本にはない米国の独特の考え方が影を落としているのではと指摘します。 大手紙の書評でも取り上げられた、自衛隊機のミサイルによる撃墜説を主張する日航の元客室乗務員にも取材。予断を排して合理的に検証していく著者の姿勢に好感を持ちました。

  • 松村 訓明(まつむら のりあき)

    この本を読んで日航機123便が墜落した状況や理由が明確に分かりました。理由は簡単に言うと過去の尻もち事故の修理ミスであり、修理ミスにより、垂直尾翼が吹き飛び、そのことで飛行機が操縦不能に陥ったというものです。 筆者は、アメリカでボーイング社の航空安全マネジャーだった方、ボーイング社の元社長(※1)やアメリカ司法省の検事だった方(※2)にもインタビューをしたり、アメリカ連邦航空局職員やOBが入る「国際航空安全調査官協会」の準会員にもなり、パーティにも出かけたりして真実を知るために努めています。

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