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モノノケに聴く 妖怪と戦争と子どもたち 叢書文化の伝承と創造

堀田穣

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784906074082
ISBN 10 : 4906074081
Format
Books
Release Date
October/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
堀田穣 ,  

Content Description

妖怪やモノノケは「見えるもの」より「聴かれるもの」ととらえた著書は、オバケやモノノケは何を指すのか、「妖怪文化」の意味するものは何か―。人の心や社会の変容を映す存在として、「妖怪文化論」の基調を事例を追って考察し、さらに国家が革命や戦争へ向かう幻想と文化があるべき「芯」を探っていく、「妖怪文化論」の渾身の一冊。

目次 : 第1章 子どもたちの妖怪文化(オバケ?モノノケ?妖怪変化入門/ 『学校の怪談』にみるモノノケ・フィールドノート(妖怪野帳))/ 第2章 モノノケ・ツアー(去る者は追わず―猿を追いかけて/ 金沢と魔所/ 映像に描かれた百鬼夜行―『ぽんぽこ』の妖怪表彰/ 地域に生きる狸譚―四国遍路とその周縁/ 狸研究の射程―中村禎里と学問的アプローチ)/ 第3章 戦争と見えないものたち(ドン・ジュアン小説としての『青空』試論―戦争・死・革命をさぐる/ 『共同幻想論』を読む―国家が見せる死の幻想/ オペラ『ドン・ジョバンニ』に見る時代へのアンチテーゼ/ 今が戦争前なのか)

【著者紹介】
堀田穣 : 1952年、愛知県名古屋市生まれ。親の転勤で転校多数。神戸大学文学部哲学科哲学専攻でドイツ観念論哲学を専攻。大学卒業後、国立民族学博物館、豊中市立図書館、豊能町立図書館で図書館司書として勤務。1995年より、京都文化短期大学専任講師に着任。以後、京都学園大学、京都先端科学大学(元京都学園大学)等で大学教育に携わる。2018年、京都学園大学(現京都先端科学大学)を定年退職。以後、特任教授に就任。2021年、同大学名誉教授の称号を受ける。2022年、第4回堀尾賞受賞。上笙一郎氏等の関西児童文化史研究会に参加し、箕面手づくり紙芝居コンクールの審査員として新しい創り手を育て、月刊『絵芝居』を阪本一房と創刊し、紙芝居や口承文芸の分野に力を入れ、元箕面手づくり紙芝居コンクールの審査員。児童文化・紙芝居・語りの分野における第一人者でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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