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六四五七五(むしごしちご)虫の絵と俳句

堀本裕樹

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784620328430
ISBN 10 : 462032843X
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

六四たちが躍りだす。五十の名句と細密画が響きあう。虫めづる俳人と『わたしはイモムシ』で話題の人気画家がおくる驚異の画文集!

目次 : 春(蝶 ルリタテハ 山国の蝶を荒しと思はずや 高浜虚子/ 蜂 ムモンホソアシナガバチ 蜂が来る火花のやうな脚を垂れ 鷹羽狩行/ 蚕 カイコ 高嶺星蚕飼の村は寝しづまり 水原秋櫻子 ほか)/ 夏(揚羽蝶 アオスジアゲハ 碧揚羽通るを時の驕りとす 山口誓子/ 蛾 オオミズアオ 山の蛾の灯を打つ荒行僧のごと 中村苑子/ 毛虫 クロツマキシャチホコ 火のつきし毛虫の上を毛虫這ひ 田口紅子 ほか)/ 秋(蜩 ヒグラシ かなかなや少年の日は神のごとし 角川源義/ 法師〓 ツクツクボウシ 法師〓しみ〓耳のうしろかな 川端茅舎/ 蜻蛉 オニヤンマ 蜻蛉行くうしろ姿の大きさよ 中村草田男 ほか)/ 冬(綿虫 トドノネオオワタムシ さしのべし手と綿虫と宙にあり 綾部仁喜)

【著者紹介】
堀本裕樹 : 俳人。1974年和歌山県生まれ。俳句結社「蒼海」主宰。俳人協会幹事。國學院大学卒。句集『熊野曼陀羅』で第三十六回俳人協会新人賞受賞

桃山鈴子 : イモムシ画家。東京生まれ。幼少期をニューヨーク郊外で送る。小学生のころから、昆虫をはじめ、いろいろな生き物に親しんできた。昆虫学の授業で顕微鏡を使った観察スケッチを学んだことが絵画表現の原点となっている。著者に作品集『わたしはイモムシ』(工作舎、2022年NY ADC 101st Annual Awardsブロンズキューブ受賞)、などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • pirokichi

    本を開くと、片方の頁に虫の名句と堀本裕樹さんによる解説があり、もう片方の頁に桃山鈴子さんによる細密な虫の絵がある。何とも美しい虫たち。じっと見ていると羽や髭や足が微妙に動きだし、密やかな虫の音も聞こえてくる。「紙魚ならば棲みてもみたき一書あり」(能村登四郎)「さしのべし手と綿虫と宙にあり」(綾部仁喜)。おお、紙魚よ綿虫よ。こんなお姿だったのね。私が紙魚だったらどんな書に棲みたいだろう。今年の冬も私の指は綿虫を追うのだろうか。何とも贅沢な画文集。大切にしたい。

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