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堀文子 画文集 花ごよみ

堀文子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784533129155
ISBN 10 : 4533129153
Format
Books
Release Date
September/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

【堀文子ファン待望の最新画文集】
2018年7月に百寿を迎えた日本画家・堀文子の最新画文集。代表作「幻の花ブルーポピー」や最新作「紅梅」を含む、80点以上の作品を完全収録。「私には一貫した画風はない」と語る堀文子が、咲いては散り、枯れては芽吹く、花や草木の一瞬の美しさ、旅先の風景から受けた感動を鮮やかに描きます。

【本書の特徴】
◆季節ごとに章を立て、著者がその季節に出合った花・草木を描いた作品を紹介

  <各章のタイトルと主な掲載作品>
 1)春のきざし…「紅梅」「辛夷咲く」「藪椿」
 2)華やぐ春…「しだれ桜」「牡丹」「芥子」
 3)若葉満ちて…「どうだんつつじと雪の下」 「白山吹と雑草」
 4)雨露にぬれて…「花菖蒲」「どくだみ 露草 姫小判草」「紫陽花」
 5)夏盛り…「蓮」「朝顔」「フシグロセンノウと唐松草」
 6)秋草に親しむ…「萩」「赤のまんま」「菊」
 7)色づく秋…「華やぐ晩秋」「落葉松の落葉」「山茶花」
 8)冬の訪れ…「冬枯れの萩の姿」「水仙」「霧氷」

◆画題となった植物の解説付き
 各章で掲載した作品の画題となった植物の花期や大きさ、特徴を簡潔に解説しています。

◆国内、海外の旅先で出会った花景色を描いた作品も紹介
 最終章では、代表作「幻の花ブルーポピー」「トスカーナの花野」のほか、「花の吉野山」など国内の風景を描いた作品も紹介しています。

 ◆百寿を彩る珠玉のことば
 堀文子の鋭い観察眼、凛とした潔い生きざまや人生観をぎゅっと凝縮した珠玉の言葉を厳選。

【著者紹介】
堀文子 : 1918年、東京生まれ。日本画家。女子美術専門学校(現女子美術大学)卒業。1952年、第2回上村松園賞受賞。1987年、第36回神奈川文化賞受賞。1987年より約5年間イタリアに在住。1992年、イタリアにて個展開催。1995年からアマゾン、メキシコ、ペルー、ヒマラヤと精力的に世界各地を取材旅行、代表作『幻の花 ブルーポピー』を発表する。2018年から2019年にかけて、100歳を記念した回顧展が、全国各地で開催されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • とよぽん

    画文集。絵はもちろん素晴らしいが、文章がまた、すごい。好きな草木の花暦が心の中にあって、それぞれの花の季節が気になっているのだと。また、草木の中にいのちの流転を見つめながら、自分も命のつきる日まで、自然の流れのままに”彼らと共に”素直に生きていきたい。とも。

  • Shoko

    図書館本。季節ごとに、著者が出合った花・草木を描いた画文集。素晴らしいの一言。瑠璃草、露草などの野の花に惹かれた。著者が百寿を迎えた頃の作品集ということだが、その文章もとても美しい。草木に向ける真摯な眼差しが感じられ、著者の感動を鮮やかなまま伝えてくれるものだった。眼福。

  • reading

    優しい筆致の中にも力強さを兼ね備えた素敵な画集。人生の大先輩として潔さ、繊細さにあふれた箴言のような重みのある文章も素晴らしい。

  • 虹色

    今年で百寿を迎えられる堀さんの再編集された画文集。俵万智さんとのコラボ作品「愛の季節」で素敵な絵に惹かれました。御自分のことを芸術家ではなく、感動したものを記録する職人と書かれてあり、究極の職人技でしょうか、どれも温かみのある優しい絵で、添えられる文章は心を打ちます。<歳と共に人は花に遇う喜びを知り、その愛らしさに涙ぐむ>それは日本人のDNAに古来から組み込まれているものなのでしょうね。絵は「桔梗」蕾のはじけて割れる音が聞こえそうな薄紫、紺の気品ある花たち。人目を引く花も、ひっそりと咲く野の花も美しい。

  • akiᵕ̈

    つい先日、100歳で天寿を全うされた堀さん。堀さんの作品が大好きで、堀さんの紡ぎ出される言葉に魂が震え、その生き方が、堀文子そのものであり、わたしにとっては、この先を照らしてくれている素敵な存在でした。この画集は、自然と寄り添いながら生きてこられた掘さんが、果てなく追い求めた、春夏秋冬のお花たちが、とても品良く、温かく描かれています。この画集はわたしにとって、癒される大切な大切な宝物です。改めてご冥福をお祈りしたいと思います。

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