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魔法使ひ 講談社文庫

堀川アサコ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065154403
ISBN 10 : 4065154405
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

青森の闇市を牛耳る香具師の親分、江藤勝治には双子の娘がいた。奔放な姉と内気な妹。あるとき、妹の恋する男が父の怒りを買って蔵に閉じ込められる。男を助け出すという妹に、「魔法使ひってのが、居るらしいよ」と姉は言った―。焼け跡の町。謎の殺人事件。妖しくも美しい昭和ミステリー。

【著者紹介】
堀川アサコ : 1964年青森県生まれ。2006年『闇鏡』で第18回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • yamatoshiuruhashi

    敗戦後、空襲で焼けた青森を舞台に香具師の双子の娘の話から始まる7つの短編集。読み進むに連れて主人公たちが変わっていく。敗戦直後らしい命の軽さと混沌の中で起こる不思議な事柄と猟奇的な事件。推理小説のようでもありオカルトのようでもあり、そしてエログロの世界でもありまさに映画や小説で読むあの時代を表している。差別的と言われるかも知れないが、これが女性の手による話だとは思えないほど混乱をよく表しながら、一種幻想的な部分もあり読み応え充分だった。

  • ぽろん

    戦後の青森が舞台。パンパンやヤクザな香具師。香具師の娘。非日常な物語が繰り広げられる。極め付けは、担ぎ屋の魔法使ひ。彼は、いったい、何者なんだろう⁈

  • JKD

    戦後の混沌とした時代に逞しく生きる香具師の娘たち、アッパッパーを着たパーマ頭のパンパンとか、ステッキガールに洋パン、バラック生活にRAAなど当時の俗物ネタは非常に興味深い。児肝って本当にあったんだろうか?

  • NAOAMI

    戦後間もない青森のバラックを根城なする魔法使ひなる者がいる。香具師の双子娘、チンピラ、パンパン┉ホントにろくでもない登場人物らが絡むトラブルに泣きつかれた形の魔法使ひが大枚と引き換えにアッと驚く解決を見せる。ただ解決のからくりには説明が無く、えっ?一体何がどうなってるの?というオチも。それでも何となく読めたのは、当時の暮らしぶりや風俗、青森土着の慣習などに面白味を感じたから。トリックの解き明かしが無いってことは、完全なるあやかしモノとみた方がいいのかな。てふ子の最期も不可解だし、はな子の変様もどう捉える?

  • ぶうたん

    戦後すぐの青森を舞台にした作品。時代のせいか、いつもの作品より冥い。幻想的な要素も背景としてはあるものの主眼ではなく、あくまでも時代を描くことに著者の興味は向いているようだ。一般向け作品の力作。

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