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芳一

堀川アサコ

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062180696
ISBN 10 : 4062180693
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2012
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

橘三位時世は、琵琶法師の芳一と、相撲人の桜太丸を連れ、京から鎌倉にきていた。芳一が足利義詮の前で琵琶を鳴らすと、虚空から「東勝寺」の亡霊が出た。霊が消えた次の瞬間、義詮が消えていた―。芳一は大殿を人質にとられ、三日以内に義詮を連れ戻すよう命じられる。あてもなく鎌倉の街を探る芳一は、元は武士だった煎じ物売りと出会う。新たなる才能が描く圧巻の歴史ミステリー。

【著者紹介】
堀川アサコ : 1964年、青森県生まれ。2006年『闇鏡』で第18回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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「芳一」と言っても「耳なし芳一」ではなく...

投稿日:2012/11/17 (土)

「芳一」と言っても「耳なし芳一」ではなく、 歳は25歳位、無精髭を生やした目力のあるイケメン悪童、芳一のエピソード。 といってもこの芳一が格好良くて、可愛い奴なんですよ。 お話しも新しい!息つく暇も無く、一気に読ませちゃいます。 エンターテイメント的でもあり、時代背景的にもばっちりハマっています。 「芳一」と一緒に旅をして、笑ったり泣いたり思いっきり楽しめました! 最後はえらい感動が待ってますよ!

Juri さん | 東京都 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ひめありす@灯れ松明の火

    私の中で芳一と言えばやっぱり『耳なし芳一』だし、印象としては金閣寺を燃やしてしまったあの修行僧の様な、何者かに憑かれてしまいそうな隙のある、感受性が強くて勘も強い、そして線の細い美坊主というイメージでした。しかしこちらの芳一はおそらく生臭坊主ですよ!!線も強くてふてぶてしくて、あとあんまり琵琶も引いていない!!でもこっちの豪気で小悪党な芳一も嫌いじゃないですよ。なんとなく歴史で習った『二条河原の落書』を思い出しました。『北条文書』を巡る歴史アドベンチャー。最後のオチは、ああその可能性もあり何と思いました。

  • NOBU

    『芳一』?って言うとやっぱり怖いの?耳取られるアレ?と思ったら、怖くなかった。時は室町南北朝時代、芳一とはやはり琵琶法師、混沌としたほの暗さと怪しさの中にもコミカルな一面が顔を除かせる世界観が好ましい。ただただ表紙のイメージがあまりにも違うのだけど…。琵琶持ってるけどコイツは誰やねん!?

  • 野の花

    耳なし芳一のつもりで借りて読んだのだけど、どうも違う。盲目じゃないし行動的、時代も違う。でも琵琶持ってるし…よく分からなかった。

  • daubentonia

    北条文書をめぐる南北朝時代の話。全体的にフワフワした不思議な雰囲気はあるのですが、心には残らなかったです。他の方が書いているように、なんだか中途半端な印象が強いです…。芳一の職業琵琶法師を活かした解決法が、もうちょっとあっても良かったかな…って思ってしまいました。

  • itica

    琵琶をかき鳴らす芳一の目の前に現れる有象無象の輩。「北条文書」を巡り、あの手この手で迫り来るのは敵か味方か?現実と幻覚の境目も見極められないまま翻弄される。さしずめ「やんちゃな芳一の冒険」と名付けたいような時代小説。う〜ん、良く分からないなぁ。私はやっぱり時代小説は苦手だ。

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