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ISBN 10 : 4909812504
Content Description
“運命”の問題は、『白鯨』という作品の急所を衝く。エイバブを悲劇的な英雄と見なすのでも、イシュメイルをエイバブの批判者と見なすのでもなく、メルヴィル自身も自覚していなかった運命観を読みとる。それは、エイハブがモービィ・ディックを追跡したように、生に対する最も深い肯定がなされている『白鯨』というテキストそのものを探求(=精読)する行為である。
目次 : クィークェグの樫棒/ イシュメイルの急場の産婆術/ イシュメイルの、エイハブとの近さと隔たり/ エイハブの狂気のかたち/ 個体であること/ エイハブの悪と神の悪/ “性格”としての“運命”/ “全体”の相貌―海・白さ・捕鯨/ 鯨のレッスン/ 鯨の“かたち”を歌う/ 「物語作者」イシュメイルの脱皮/ いかにして“中心”に向かうか/ 世界と交わる
【著者紹介】
堀内正規 : 早稲田大学文学学術院教授。19世紀アメリカ文学、とりわけラルフ・ウォルドー・エマソン、ハーマン・メルヴィルなど。ボブ・ディラン、日本の現代詩などについても執筆活動をする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トクナガ
読了日:2024/11/03
peeping hole
読了日:2021/03/17
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