Books

埴谷雄高人物随筆集(仮)講談社文芸文庫

埴谷雄高

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062902922
ISBN 10 : 4062902923
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

大岡昇平、野間宏、武田泰淳、三島由紀夫、平野謙、中野重治、島尾敏雄他。随筆の名手でもあった著者の面目躍如たる人物エッセイ集。

【著者紹介】
埴谷雄高 : 1909・12・19〜97・2・19。小説家、評論家。台湾新竹生まれ。本籍は福島県相馬郡小高町。日本大学予科中退。31年日本共産党へ入党。32年同志宅で逮捕、2ヵ月弱の留置の後、不敬罪及び治安維持法違反で起訴、豊多摩刑務所に送監、33年に上申書を提出し、懲役2年執行猶予4年の判決を受ける。39年同人誌「構想」に参加。41年経済情報誌「新経済」を創刊、編集長を務める。同年12月9日、予防拘禁法で特高により拘引、年末まで拘禁。46年同人誌「近大文学」を創刊、『死霊』の連載を開始。70年『闇のなかの黒い馬』で谷崎潤一郎賞、76年『死霊』で日本文学大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • くみ

    埴谷さんによる友人作家たちの思い出を綴ったエッセイ。辛辣なのかと思いきや初めの荒正人さんで心掴まれる。その表現が巧みで思わず、笑ってしまいました。お酒が入って議論はもちろん、みんなで碁会を開いたり家族ぐるみでお花見したりその付き合いの深さに感じ入りました。サド裁判に特別弁護人として出廷したり後輩に芸者との仲立ちを頼まれて一肌脱いだり面倒見がすごくいい。埴谷さんの経歴を見てると(特に奥さんを堕胎させてまで子供を持たなかった点)ちょっと戦慄も感じますがこの本では友人たちへの愛が惜しみなく表現されていました。

  • miunac

    再読。埴谷雄高の、戦後派文学者との交流をまとめたエッセイ集。主に平野謙研究の一環だが、思ったよりはるかに多く平野謙が出てきた。まあ友人であり同志だから当然なのだが。もちろん、埴谷雄高のエッセイは面白い。最近は忘れられているのだろうが、椎名誠は若い頃埴谷雄高のエッセイの愛読者であったという。なるほど確かに、椎名誠の初期作品は埴谷雄高のエッセイの影響が色濃い。平野謙や武田泰淳や竹内好が、目黒考二や沢野ひとしや木村晋介に変わるだけである。

  • ゆーいちろー

    結果的に戦後派の「長老」となってしまった作者が、生活のためもあろうし、あるいは生来の世話焼きな性格もあってか書き連ねた交遊録エッセイ。しかし、本書に取り上げられている名前がすごい…「近代文学」同人の荒、平野、本多、小田切あたりは勿論、石川淳、坂口安吾、三島由紀夫、堀辰雄、澁澤龍彦、花田清輝、中野重治、吉本隆明、大江健三郎などなど…こんな文章を読まさせられると、俄然戦後派をきちんと読み直したくなる。しかし、一番感動的なのは武田泰淳、百合子夫妻の最後を看取った時の文章。作者の本当の人柄が窺える美しい文章。

  • hsamony

    100pまで読んだ。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items