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俺は義妹に嘘をつく -血の繋がらない妹を俺が引き取ることにした-ダッシュエックス文庫

城野白

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784086315326
ISBN 10 : 4086315327
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
Aちき ,  

Content Description

悪友に勧められ、酔った勢いでマッチングアプリを始めたフリーターの三条六郎。
マッチングが成立した相手は、義妹の三条悠羽だった。
互いに他人を装ってメッセージを交わしていく中で、高校生の悠羽が不登校であると知る。
そんなある暑い日、悠羽の様子を見に行くことに。
再会した彼女は、家庭内で辛い思いをしているようで…!?
助けを求められた六郎は、悠羽を引き取り一緒に暮らす決断をする!
しかし彼には、高校卒業間際、父親に勘当された過去がありーー。
嘘ばかりの日常に、真実を隠して守り抜く。
義兄と義妹のラブコメディ、開幕!!

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 芳樹

    「マッチングアプリでマッチした相手が義妹だった」という設定だけ見ると、なんとも滑稽なラブコメディと予想されます。しかし本作品は、主人公の三条六郎が、苦境に喘ぐ義妹の悠羽を救い出し、彼女の幸せのために奔走する純粋な姿をコメディタッチで描く、家族愛に溢れた物語であると感じました。匿名で登録したにも関わらず、六郎も悠羽も早々に相手の正体に気付いていながら、知らんぷりでやり取りするその内容が面白い。六郎は「分別のあるクズ」というのも好印象でした。二人がこれからどんな道を歩んでいくのか、続きが大いに気になります。

  • よっち

    悪友に勧められ、酔った勢いでマッチングアプリを始めたフリーターの三条六郎。そんな彼と離れて暮らす義妹の三条悠羽のマッチングが成立してしまう青春小説。お互いに相手が誰なのかを認識していて、他人を装って交わしていくメッセージ。高校を不登校状態の悠羽が心配で様子を見に行き、家庭崩壊で彼女の居場所がない状況を知る六郎。明らかになる六郎の過去や、家を出た覚悟が何ら報われていない現状には目眩がしましたが、彼女のために行動する思いは変わらなくて、前途多難な状況ではありますけど、いつか彼らが幸せになる日を期待したいです。

  • わたー

    ★★★★★タイトルからは想像できないほど熱い兄妹愛の物語だった。友人の勧めでマッチングアプリをやってみた主人公。酔った勢いでいいね爆撃をした結果、何故か義妹とのマッチングが成立することから始まる作品。お互いにマッチング相手を妹(兄)とわかっていながら、ネット越しに交流を続けるというコメディ調の導入から、主人公が何故家をでたのか、妹が何故学校に行っていないのか、彼ら家族の抱えている問題に切り込んでいく展開のさせ方が非常に良かった。そのうえで、主人公がその問題を解決しようと無理を押し通す姿が、

  • 真白優樹

    大学入試直前に父親に追い出されフリーターとして生活する青年が、ケンカ別れした義妹の不幸を知り動き出す物語。―――幾重の嘘、重ねて守る只一つ。 マッチングアプリでの偶然の再会、嘘を重ねて交流し、再会し聞き出した家族の惨状。 物凄くビターで苦しい物語の中に、嘘を重ねてでも守りたいものの為に頑張る、鈍くとも光る面白さがある物語である。まずは助け出し、手元に連れ出し両親も力尽くで納得させて。自分を殺してでも、という青年と、彼の幸せを願う義妹の生活はどんな方向へ進んでいくのか。 次巻も勿論楽しみである。

  • 椎名

    マッチングアプリで義妹とマッチングしてしまうという導入からは想像できなかった雰囲気と空気感のある作品だった。文章上ではあくまで兄と妹として描かれているが、ちょっとしたやり取りや心理描写にそれだけではない、それ以上の何かがあることが伝わってくる絶妙さが良い。しかし比較的淡々と進むことと、タイトルやマッチングの導入なども含めて求めている層に届いていないのではないかという噛み合わなさがあり惜しい作品。

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