Product Details
ISBN 10 : 4488499139
Content Description
星新一をして「珠玉の掌篇を味わった」と讃した、詩人にして探偵作家・城昌幸の掌篇傑作選全二巻。本巻では、中世の錬金術士の秘薬をめぐる奇譚「復活の霊液」、見知らぬ島の港町で名も知れぬ誰かに成り代わって暮らす「郷愁」など、逝去直前に刊行された選集『のすたるじあ』全篇を星新一の解説を含め完全収録のうえ、酒場の主人が語る或る常連客の数奇な人生「面白い話」、奇妙なドッペルゲンガー譚「うら表」など、書籍初収録を含む掌篇を多数併録。
【著者紹介】
城昌幸 : 1904年東京府生まれ。23年、詩人として日夏耿之介と西條八十の門を潜る。石川道雄、矢野目源一らと興した同人雑誌“東邦芸術”に城左門名義で詩を発表、30年に第一詩集『近世無頼』を刊行する。25年に城昌幸名義で「秘密結社脱走人に絡る話」を“探偵文芸”に寄稿、探偵作家として“新青年”を中心に怪奇・幻想の味わいをもつ掌篇小説を発表する。ショートショートの先駆者としても名高く、戦後は“宝石”の創刊に携わり、のちに宝石社の社長となる。76年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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