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金沢浅野川雨情

城山真一

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784334107161
ISBN 10 : 4334107168
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

金沢のひがし茶屋街で人気を誇った芸妓・なつ江が殺された。事件現場近くで目撃された水引細工店の女性や被害者と仲のよかった老舗料亭の料理人、贔屓にしていた和菓子店の店主、老人施設の経営者‥‥聞き込みを続ける金沢東署の小豆沢玲子は、誰もが抱える家族や後継者の問題、悩みにも寄り添いつつ、徐々に事件の核心に近づいていく。

【著者紹介】
城山真一 : 1972年、石川県生まれ。金沢大学法学部卒業。2015年に『ブラック・ヴィーナス 投資の女神』で第14回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • パトラッシュ

    題名と装画から時代小説かと思えるが、現代が舞台の人情ミステリ。金沢の茶屋街で起きた芸妓殺害を巡り、近隣の水引細工店や老舗料亭、和菓子店に老人福祉施設などを女性刑事が聞き込みに回る中で、それぞれの抱える家族内の悩みや後継者問題が浮き彫りになるプロセスは清張風の社会派的な風情を漂わす。そうした事件とは無関係と思われた諸事情や、被害者の芸妓が祭りで披露するはずだった踊りが少しずつ有機的につながり、ラストできれいに結びつく。多少きれいすぎの感はあるが、金沢から離れられず生きる人びとの懸命さが余情ある読後感を残す。

  • ゆみねこ

    金沢のひがし茶屋街で人気の芸妓・なつ江が殺害され、捜査にあたる刑事の小豆沢玲子。現場近くで目撃された水引細工店の女性、老舗料亭の料理人、和菓子店の店主、友人だった老人福祉施設の経営者。中々心の内を見せない人たちが小豆沢に語る事実。明らかになった殺害犯と「浅野川雨情」に秘められたこと。ミステリーと言うより人情ものかな。面白さはまずまず、ちょっと長かった…。

  • きょん

    金沢の芸妓なつ江の殺人事件を捜査する刑事の小豆沢。お茶屋、水引細工、治部煮、上生菓子など金沢を代表する名産品を生み出す職人と事件を絡ませる展開に引き込まれる。風情があり情緒たっぷりで金沢がとても魅力的に描かれている。タイトルと装丁と内容のギャップには驚くけれど。

  • きりん★

    城山さん推しの私が言うのもなんだが、これはめちゃくちゃよかった!金沢が舞台のサスペンスミステリー。芸妓さんのなつ枝さんが、自宅で血を流して亡くなっているのが見つかる。そこで捜査するのが新聞社出身刑事、小豆沢さん(女性)金沢の茶屋町街を旅行気分にさせてくれるような聞き込みの描き方、そして人情的に訴えてくる物語。これは私の今年のベスト10に入ります。是非お読みください。 ※表紙と題名がシブイですが、現代の物語です。

  • tan

    殺人事件を追いながら金沢の茶屋街を舞台に繰り広げられるヒューマンミステリー。一章ごとに犯人?と思いながら違っているけど、それぞれの物語が印象的で小豆沢とのやりとりがやがて真相へと近づいていく。小豆沢と父との確執?もはっきりとしてないので次回作があるのかと期待してしまうほどの味わい深さが魅力的な作品でした。「看守の〜」の城山さんだから手に取ったので、表紙絵とタイトルが渋すぎて知らない作者なら絶対に読まなかっただろうと思う。

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